162部分:父と子とその四
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
セリスを見る。我が子達を見る。トラキア軍を見る。そして解放軍を見る。意を決した。セリスへ歩み寄る。そして無言で腰の剣を手渡した。
カパドキア城は開城した。ハンニバルとその軍は解放軍に入りトラキア城のアリオーン王子と停戦交渉を進める事となった。
「リーフも成長したな」
ミーズから合流したレヴィンがセリスに言った。
「うん、彼ならこのトラキア半島を統一してダインとノヴァが望んでいた本当の意味での豊かで平和な国を築けるだろう。ただ・・・・・・」
「ただ・・・・・・何だ?」
「アルテナ王女とアリオーン王子の二人もその建設に加わって欲しいのだけれど・・・・・・」
「加わるさ」
「そうだろうか・・・・・・」
「星達は集うものだ。見ろ」
レヴィンが指差した方を見た。一騎の竜騎士が来る。
竜騎士が降りた。それは槍を持つ女騎士であった。
「まさか・・・・・・」
「そのまさかだ」
アルテナも今解放軍に参加した。
多くの新たなる将とトラキアの兵士達を加えた解放軍はダーナに進軍してくる帝国軍に対する為十万の兵と主だった将達でターラからダーナへと向かった。そこでも新たな出会いと戦いが彼等を待っていた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ