第2章:異分子の排除
第42話「銀の福音」
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夏を振り切って突撃してくる。
「(受け流せば、船とユーリちゃんが危ない...!)ちぃ....!!」
ギィイイン!!
本来なら受け流す所だが、位置の関係上、攻撃を受け止めざるを得なくなる。
「桜さん!」
「ユーリちゃんは早く呼びかけを!」
「は、はい!」
至近距離から放たれる弾幕に、桜はダメージを受ける。
それでも、ユーリに指示を出し、船を安全圏まで守ろうとする。
....だが....。
「は、ははっ...!千載一遇のチャンス...!」
...一つの悪意が、桜へと突き刺さる。
ドスッ
「が...!?」
「ぁ....ぇ.....?」
福音ごと、桜はブレードに刺された。
その事に、ユーリは言葉を失う。
「織斑...!お前....!」
「このままだとジリ貧だ。なら、お前一人の犠牲の方がいいだろう?」
「ちっ...!」
福音を蹴り、その勢いで桜は自身に刺さるブレードを抜く。
「ほらよ!」
「ぐっ....。」
だが、追い打ちをかけるように一夏が福音を蹴り返し、それにぶつかって桜は海へと落ちていった。
「さ、桜さぁああああああん!!」
それを見て、ユーリは悲鳴を上げる。
そして....。
―――ドクン...
「【...操縦者に精神崩壊の危険あり。これより“システムU-D”、起動します。】」
...その悪意が、“闇”を目覚めさせた。
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