聖杯の中身2個分ぶち撒けたクロエ
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のよ。たぶん、シェロを含めて三人、ジュリアンやアンジェリカまで入れると5人、英国に留学して学ぼうと思いますの。この際「七英雄に魔術を指導した師匠として、歴史に名を刻むのを許す」と伝えて下さいます? オホホホホ」
((やっぱり言いやがった))(片方クロエ)
言いたくて仕方なかったセリフの第一回目を言って、何かスッキリして得意絶頂のルヴィア。
「うむ、そう伝えよう、留学先を探せば良いのかな?」
「はいっ、お願いしますっ」
爽やかな男の涙で押し切られてしまい、自分のペースには持ち込めなかった綺礼。何者かの猛烈な悪意を感じたが、それは後日に回すことにした。
軽く電話などして、ルヴィアの言葉なんかもオブラートに包んで言ったはずだが、英国とか欧州方面では当然大騒動になった。
七英雄、凜やルヴィアの争奪戦である。
監視者からも報告はあったが、もしかすると七英雄とジュリアンを入れると八英雄。
その妹連中である、イリヤ、クロエ(聖杯)、美遊(聖杯)、エリカまで来るとなれば、歴史や金はあっても、実績や功績も名前も無い家からは、喉から手が出るほど欲しい人材で、ルヴィアか凜程度でも嫁に迎えて「中興の祖」にすれば、大広間の壁にルヴィアの肖像画とか貼っておけば数百年は十分威張って誇り散らせる。
「我が家の神祖でもあらせられる七英雄、ルヴィア様だ」
と紹介すれば、絵を見ただけの人物でも、それが王侯貴族であろうが、国家元首であろうが、ご尊顔を拝しただけで帽子を脱いで最敬礼して、油絵の前でも一礼せずに通過するのは非常に非礼に当たることになる。
魔道後進国のフランスとかドイツ、細々と続いていてホムンクルスを製造していなかったアインツベルンも参加。イリヤスフィールとクロエの名字が、異世界の「フォン・アインツベルン」なのは知り尽くしている。
もしかするとルビー的にMS(魔法少女)数値が53万以上ある、なのはさんとかフェイトさんなんかも来ると「シュート!」されてグレートブリテン島ごと消滅させられるので、ヨーロッパの大陸側はぜひ来て欲しかった。
ほかの学校でも、何か9と2分の1駅ホームから行く有名学校とか、学園同士でも「七英雄様御在籍」の実績が欲しすぎて、後輩でもご学友になるのを目指す人物とか、低俗な学校に行く予定などなく、家で祖父や祖母に弟子入りして学ぶ予定だった伝統のある家の子女まで、入学して来てレベルが上がるので、七英雄ご入学の実績が欲しすぎる学校。
バゼットなんかも騙されて貧乏生活をさせられているが、講師や術者として「七英雄」を雇い入れて忠誠なんか誓わせたりすると、家の格とかがググーーンと上がってしまうので、ぜひ欲しい人材だった。
もう「七英雄」の名前が欲しくて欲しくて仕方がない一族は、お迎えに行くために日本に飛んだ。
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