聖杯の中身2個分ぶち撒けたクロエ
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たのを喜んだ。
「遠坂、君は桜のお姉さんだったんだな?」
もう肩の下、両腕とかガッツリ握られ、泣きながらがぶり寄り、ガチ泣きしている士郎に掴みかかられ、そのまま押し倒されてもオッケーだった凜。
「マトーサクラ、その子は確か、シェロにカードを渡して亡くなった子」
アーチャーのカードを託し、クズカードと言われながらも士郎に聖杯戦争を勝ち抜かせ、妹と恋人、二人を失いながらも、すべてを失った少年の腕に剣を握らせた少女。
そんな強敵が、自分の世界では生きていると聞かされ、ルヴィアでさえ驚いた。それを聞いたシェロがどれほど驚いたかは想像もできなかった。
「助けるよ。桜を、俺の命に代えても助けるよっ」
何かスイッチがガッツリon側に入っちゃって、目の幅の涙流してガチでやる気出して、目の色とかも変わってしまい、瞳の奥に炎、背景にも爆炎貼って漲っちゃってる士郎を見て、一同ちょっと引いたが、クロエだけが悪魔の笑顔で爆笑していた。
アンジェリカの部屋。
「申し訳ありませんでしたっ! あの時の私はジュリアンに操られていた人形だったのです、シローを牢屋に入れたり大怪我させたりして、今は反省しています。その償いはこの体で一生掛けても支払います、さあ、使ってください、この体は老化しないんですよ、永遠の女子高生なんですっ、すぐに賞味期限が切れる女とは違います」
もうスイッチオンでトレースオンの士郎は、アンジェリカのドゲザ謝罪とか床入りのお誘いもスッパリいなして、
「桜を、遠坂の妹を助けに行こうっ、アンジェリカも付いて来てくれっ!」
とか、女の誘いを断って恥をかかせているのにも全く気付かず、スイッチ入っちゃってるので先の事しか見えず、凜の留学すら決まっていないのに桜救出作戦を考え、魔道協会の言峰のオッサンのところにも同行する士郎。
士郎に「付いて来てくれっ」と言われたのでアンジェリカも付いて来ていた。
もしアンジェリカの誘いに乗って床入りすれば、千のマスクを持つルチャドールミユに、フライングクロスチョップを食らい、トップロープから場外(庭)にトペを敢行され、フライングボディプレスで気絶させられ、場外20カウント負けする所を免れていた。
「言峰さん、ここにいる凛とルヴィアが魔術の師匠を探していて、イギリスかどこかに留学したいそうなんだ、話を聞いてくれないか?」
まだ泣いている士郎に気押され、言峰も何か苦手な雰囲気になって聞かざるを得なくなり、爽やかな笑顔のまま泣いている少年の前では愉悦どころではなくなった。
「む? どうしたのかね? この世界を救った英雄がお揃いではないか?」
ドン引きしながらも、普段の表情で聞いてやる綺礼。男同士では、涙の意味は聞かないでやるのが礼儀らしい。
「ええ、わたくし達「七英雄」が魔道の師匠を探しています
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