暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
目出度い鯛でお祝いを・2
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 お次は真鯛じゃなく金目鯛と行こう。真鯛よりも脂のノリが良い金目鯛は、12〜2月の真冬が旬だ。既に2月の今頃じゃあちと時期から外れかけてるが、それでもまだ他の時期に比べれば味はいい。刺身や薄造りにしてしゃぶしゃぶ……なんてのもいいが、何と言っても煮付けやソテーといった熱を加えた物が最高だ。今回はちょっと風変わりな煮付けを作ってみるとしよう。

《おろしでサッパリ!金目鯛のみぞれ煮》※分量2人前

・金目鯛:2切れ(200g)

・生姜(薄切り):2枚(10g)

・酒:大さじ3

・醤油:大さじ1

・砂糖:小さじ2

・水:200cc

・昆布茶:小さじ1/3

・大根おろし:150g



 さて、作っていこう。大根おろしはそのままだと水っぽいのでザルにあけて水気を切っておく。鍋に酒、醤油、砂糖、生姜の薄切りを入れて火にかける。沸騰したら水、昆布茶を加えて再び一煮立ちさせて煮汁を作る。

 煮汁が出来たら金目鯛を入れ、落し蓋をして10〜12分煮る。仕上げに水気を切った大根おろしを加えて、もう一煮立ちさせたら生姜を取り除き、器に盛り付ければ完成だ。

「はいよ、お次は金目鯛。『金目鯛のみぞれ煮』だよ。身も美味いが、脂の溶け出した煮汁も最高だぞ?」

 そう言って皿に盛り付けた煮付けにレンゲも付けてやる。流石に皿に口を付けて啜れってのは、不恰好過ぎるからな。大根おろしの酵素の働きもあって、ホロホロに煮込まれた金目鯛の身と、脂と出汁を吸った大根おろしの相性たるや、長年連れ添った夫婦の様に絶妙だ。それを綺麗に洗い流す、端正なキレが売りの『浦霞』……最高のマッチングだ。

「金目鯛のみぞれ煮とは初めて食したが……流石じゃのぅ提督」

「とっても美味しいです!」

 2人とも美味そうに食うもんだ。美味い物ってのは、食っても幸せだがそれを眺めてるだけでも幸せを分けてくれるモンだからな。おっと、そんな姿に見とれて無いで、お次のメニューを仕込みましょう。





《2種のソースで食べる!鯛の唐揚げ》

・真鯛(皮付き):半身

・塩コショウ:少々

・片栗粉:適量

・薄力粉:適量

※薄力粉と片栗粉は同量

(醤油マスタードソース)

・醤油:小さじ2/3

・粒マスタード:小さじ1

・サラダ油:小さじ2/3

・オリーブオイル:小さじ2/3


(中華風黒酢ソース)

・長ネギ:1/4本

・生姜:1片

・パセリ:1枝

・陳皮(あれば):5g

・胡麻油:小さじ1/2

・塩コショウ:適量

・オイスターソース:大さじ1

・中国醤油(無ければ普通のでOK):小さじ2

・黒酢:大さじ1

・砂糖
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ