暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
目出度い鯛でお祝いを・2
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:大さじ1

・紹興酒(あれば):大さじ1

・日本酒:大さじ1

※紹興酒が無い場合は日本酒を大さじ2に!



さぁて、作っていこう。まずは鯛の下拵え。鱗を取って3枚に捌いた鯛の半身を、一口大の大きさにカット。キッチンペーパー等で水気を取っておく。塩コショウで味を付け、薄力粉と片栗粉を同量混ぜた衣をまぶす。鯛の味を殺したくないから、味付けと衣は薄目にな。

揚げる前に、今度はソースを作っておく。醤油マスタードソースは全ての材料を混ぜればOK、黒酢ソースの方は長ネギ、生姜、パセリ、陳皮を細かく刻んでフライパンで炒め、香りが立ってきたら塩コショウと胡麻油以外の調味料を入れて煮詰める。ソースにとろみが出てきたら、塩コショウで味を整え、胡麻油で風味を付ける。

後は衣をまぶした鯛の身を、180℃の油で揚げて油を気ったら盛り付け、ソースを添えれば出来上がりだ。

「はいよ、お次は揚げ物だ。『真鯛の唐揚げ』……一応味は付いてるが、こっちのタレを付けて食った方が美味いぜ」

「ほぅ、鯛の唐揚げとな?確か家康公が鯛の唐揚げを食べて亡くなったという話があったのぅ」

 初春が無遠慮にそんな事を言うと、初霜が伸ばしていた箸を引っ込めた。

「……お前なぁ、今から食おうとしてる料理が食べにくくなるような話をするかね?普通」

「安心せい、初霜や。提督の腕前ならば食中毒等無縁であろう……うむ、美味い」

 悪戯っぽく笑った初春は、唐揚げを一切れ摘まんで黒酢ソースにとぷりと付けて、口に放り込んだ。その姿を見て安心したのか、初霜もマスタード醤油にちょいと付けてサクリとかじる。

「大体、徳川家康の死因は今じゃあ胃ガンってのが定説だっつの」

「そうなのかや?」

「おうよ。大体、食中りになって3ヶ月も経ってからくたばるかっての。くたばるなら食ってから数時間から半日……もっても2、3日がいいとこだろうな」

 まぁ、実は関ヶ原で本物の家康は死んでる、なんて話もあるんだけどな。そんな雑学もいいが、そろそろお次の料理に取り掛かろうか。





《ご飯ツヤツヤ!金目鯛めし》

・金目鯛:200g

・ごぼう:50g(1/3本くらい)

・油揚げ:1枚

・生姜:30g(1/2片くらい)

・酒:大さじ1

・塩:小さじ1

・昆布だし:200cc

・薄口醤油:大さじ1

・みりん:大さじ1

・米:3合

・水:適量

・三つ葉:お好みで



 真鯛を1匹炊き込んだ鯛めしは、見た目も豪華だしいかにもご馳走ってメニューだ。だが、俺個人としては金目鯛の炊き込みご飯……金目鯛めしをオススメしたいね。脂の旨味がご飯に染みて、最高なんだなぁコレが。てなワケで作
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