ガンダムW
1608話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ガンダム03……ヘビーアームズがOZの基地を襲撃しているという情報は、当然のようにシャドウミラーの各員には伝わっていたのだろう。
綾子、デュオ、五飛……そしてサリィの4人はすぐに集まった。
……凛は不満そうにしていたが、いつものように居残りだ。
何だかそのうち魔術でMSを相手に戦いを挑みそうな感じがするんだが。
そろそろ、本気で事務員を雇わなきゃならないかもしれないな。
いっそ、トロワを仲間にするついでにサーカスの連中を引き込むか? ……向こうが承知しないか。
そもそも、キャサリンを含めてサーカスを行う事を誇りに思っている奴等だ。
そんな者達にシャドウミラーに入れと言っても、すぐに頷く筈がない。
ましてや、トロワがシャドウミラーに入るかどうかというのも、まだ不透明な状況なのだから。
「03のパイロット……話した事はあるか?」
「知らん」
「トロワって名前らしいぜ」
俺の疑問に、五飛はあっさりと知らないと告げ、デュオは名前を告げる。
うん? デュオとトロワの接点は……と思ったが、そう言えばニューエドワーズ基地から撤退した時は五飛以外全員一緒だったか。
俺がやった訳だが、相変わらず五飛はガンダムのパイロットの中でもハブられてるな。
「トロワか。……大人しくこっちの仲間に入ると思うか?」
「どうだろうなぁ。俺が言うのも何だけど、多分難しいと思うぜ?」
デュオが俺の言葉にそう答える。
まぁ、トロワの性格を考えれば大体予想出来た事だ。
他にも潜入しているサーカスの件があるし。
「まぁ、実際に会ったら誘ってみてくれ。この中でトロワだったか? そいつと面識があるのはデュオだけだしな。駄目なら駄目でいい。ただ、連合軍と……いや、シャドウミラーと敵対しないという言質を取ってくれれば助かるが」
「いえ、そこは連合軍にして貰えると、こちらも助かるのですが」
サリィの言葉に、デュオは小さく肩を竦めてから口を開く。
「ま、そうだな。誘うだけ誘ってみるし、シャドウミラーや連合軍に敵対しないというのも、出来れば言わせてみるよ。……にしても、アクセルはいつ出撃出来るんだ?」
「トールギスの改修が終わるまでは、まだ少し掛かりそうだしな。いつになるやら」
しかも、ちょうど今日両腕にマシンキャノンを装備する事にしたので、その件もあって改修まではもう暫く掛かるだろう。
外の流れていく景色を見ながら、何故ヘビーアームズがルクセンブルク基地からそう離れていないOZの基地を攻撃したのかを疑問に思う。
ヘビーアームズが活動するのであれば、それこそ別にルクセンブルク基地の近く――それでも輸送機で半日近くかかる場所だが――にある基地を襲う必要はない。
そもそも、基本的に襲撃というのは
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ