Operation 01
異変と彼女の心
Mission7(前半) 「知られざる翼」
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うどあったのでリンゴを半分に切り、残りの半分はラップに包んで冷蔵庫に戻します。つつんでいない半分に切ったリンゴは4分の1にカットして、そこから1個ずつ細かい作業です。
皮をつけたまま、2mmくらいでどんどん切っていきます。
今は提督と私の分だけなのでこれを2セット。エイラさんとサーニャさんの分はラップに包んで、とっておきます。
ちょうどパンが焼けました。オーブンから取り出したら1枚ずつ皿に乗せて、そこに先ほど切ったリンゴを敷き詰めて完成です。
ノースポイントにいたころの経験が生かせました。いつものように食卓に乗せて、私はコップに牛乳を注ぎに行きます。
「…おはよう」
提督が起きました。今私がやっていることに少し驚いているようです。
「おはようございます♪今日は頑張って作ってみたよ!」
私は元気にあいさつします。こういう光景なかなか見れませんからね。
「食べてもいいかな?」
「どうぞっ♪」
牛乳を注いだコップを提督の方において、私は向かい合わせで座ります。
「「いただきます。」」
言葉が被っちゃいました。
その後恥ずかしくなって何も話せず、食べ終わってしまいました。何考えてたんでしょう。
side out
恥ずかしい…。
…いろいろと考え込んでしまうせいで電話が鳴っているのに気づいたのが数秒遅かった。
『はいはーい』
主任、また電話か。
「もしもしー?今日電話かける量多すぎる」
『1000に時間変更と、資材も運んでおくわー』
「いつそうすると決めた?」
『それは私が説明します』
やっぱキャロルの方が対応いい。
『次に行われるファーバンティ解放作戦、それの準備みたいな感じです。勿論集結地点はありますし、今回のあの2人に関する件もしっかりまとめております』
「こちらでは戦力が不足してるのでは?」
『いえ、十分です。そう言い切れるのは貴方が信頼されているから。それが第1でしょう』
「なぜそう言える」
『貴方が一年前、ある艦娘と何か約束をしていましたよね?』
一年前…ノースポイントでの夏祭りのときか。
『また来年会おう、って まあこんな形で言っているのかと。』
「…わからん。」
『その約束を交わした艦娘は…』
『そこにいる照月です』
「それが本当に関係あるのか?」
『ええ、今までのデータを収集していますが、貴方達2人の思いは…例外です。全て、あの日が作ったとしか言いようがないです。』
キャロルが一呼吸置いて説明を再び始める。
『もし仮に、貴方がいなかったとしましょう。』
自分がいなかったら…照月はどう思っているのか。
『あの日が来なかっ
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