第1章
伝説の幕開け
それぞれの行方
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一向に冷静な表情を保っていた。が、パチュリーはその中にある熱い、真剣な心に気づいていた。
「言うだけ、言っときなさい!」
【金符 メタルファティーグ】
スペカを放ちながら多少の苛立ちを露にするパチュリー。
「ああ、言っとくぜ、永遠にな!」
【魔符 スターダストレヴァリエ】
それに対し反応しつつ、パチュリーのスペカに対抗する魔理沙。
こうして、魔理沙vsパチュリーの弾幕ごっこの火蓋が、今切って落とされた!
その頃、拓一は……
「さて、気配がある方に歩いてきたはいいが……」
相変わらず、紅魔館の血で染められた様な紅い廊下を歩いていた。
こんな感じで歩きながらも、拓一は色々なことを考えていた。
まぁ、どっちかと言えば元の世界の話なのだが……
こうなると真っ先に出てくるのは恋人、つまり
「音苑……話したい……な……」案の定、音苑の事である。
そんな心ここにあらずな状態でただただ歩き続けていると…
「あら、音苑ちゃんって、どんな子なのかしら?」
どこからとも無く声が飛んでくる。あまりにもうわの空だった拓一は、疑うことも無く会話を続ける。
「音苑は……ちょっとアホだけどこんな俺を何時でも必要としてくれて、それに……って、誰だ?!」
途中まで話して、ようやく気づいたようだ。思わず前を見ると、そこには……
変な目だらけの空間に腰掛ける一人の女性。
白基調の上下に、紫のタンクトップ的なものを来ている。そう、みなさんはお察しのことだろう。
「……紫?どうしてここに?」
そう、3話以来の登場、紫だ。(メメタァ!)
「やぁ、久しぶりね、拓一……少し、伝えておきたい事があってね……」
紫の表情はよく分からなかったが、少し強ばったような顔をしていたように拓一には見えた。
「……その、伝えたいことって、なんだ?」
そんな紫はいざ知らず、特に何があるわけでもないだろうという顔で聞く拓一。
「ええ、実はね……」表情を変えずに、紫は口を開いた。
「拓一、あなた……」次の瞬間、紫は衝撃的な言葉を発する。
ーー普通の人間じゃ、無いかもしれない……もっと言うなら、現時点で全力を出せていないーーつまり、まだ上があるのかもしれないーー
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