暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1607話
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されているビームサーベルは2つになっている。
 ともあれ、白いトーラスなんてここにしかないだろうから、間違ってもOZのトーラスと見間違われる事はないだろう。

「……さて」

 トーラスの方は簡単な改修だったので、既に終わっているが、トールギスの方はまだ改修が終わっていない。
 しかも追加で両手首にマシンキャノン砲を装備させる事が決定したので、また少し改修作業完了まで時間が掛かるだろう。
 それは仕方がないので、取りあえず俺は今するべき事は……何だろうな?
 ともあれ、俺が格納庫にいても特に何もする事がないので外へと出ると……こっち向かって走ってくるサリィの姿が目に入った。
 ……何だか、以前もこんな光景を見たような気がするんだけど、気のせいか?

「アクセル代表!」

 そして、こんな風に切羽詰まったような声を聞かされた覚えがあったのも気のせいか?

「今度は何が起こった?」
「ガンダムです、ガンダムが現れました。ガンダム03がOZの基地に攻撃を仕掛けています!」
「……なるほど」

 一瞬驚いたが、よく考えればこれはそれ程不思議な話って訳でもない。
 元々ガンダムはOZに対して攻撃を仕掛けていたのだ。
 オペレーション・デイブレイクから今までは、五飛とデュオはともかく他のガンダム……ヒイロ、カトル、トロワの3人は活動していなかった。
 だが、それはあくまでも様子見だったからなのだろう。
 連合軍がコロニーに対して宥和政策を行うと発表し、それが本物なのかどうかと。
 しかし、つい先日にレディ・アンが行った、バルジを使った恫喝。
 連合軍に対して降伏を迫るだけであれば良かったものの、シャドウミラーの機体とガンダムを引き渡すように命令し、更にはバルジ砲を使って連合軍が基地としているコロニー以外に、普通のコロニーまで攻撃する可能性を示唆した。
 ……それがガンダムのパイロットの、もしくは指示を出している科学者達の逆鱗に触れたといったところか。
 勿論逆鱗に触れたからといって、バルジがある以上は迂闊に逆らう訳にはいかなかった。
 そう、バルジがあれば、の話だ。
 バルジは存在していた宇宙空間からあっさりと消え失せ、現在は俺の空間倉庫の中にある。
 空間倉庫云々というのは他の者には分からないだろうが、それでもバルジが消えたというのはしっかりと理解したのだろう。
 その結果が、OZの基地に対するガンダムの襲撃……といったところか。
 特に宇宙ではともかく、地上ではMDがまだ運用されていない。
 ……出来れば宇宙でOZが立て籠もっている基地を攻略して欲しかったんだけどな。
 一定以下の操縦技術を持つ相手にとっては手の出しようがないMDでも、それは逆に言えば一定以上の……例えばガンダムのパイロットくらいの
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