ガンダムW
1607話
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躇しているとか。
何しろ、回収したMDを使って模擬戦をやったところ、30機以上相手のリーオーを相手にして、ようやく1機のMDを倒せたというのだから、その戦力差は大きい。
そりゃあ連合軍も攻撃したくても出来なくなるのは仕方がない。
ましてや、OZの基地であれば当然MDをどうにかするシステムとかはある筈であり、連合軍が鹵獲したMDを使って攻撃しようとしても、しっかりとしたシステムがない以上、OZ側にMDを奪われるだけになりかねない。
そしてOZ側にしても、迂闊な行動に出るのは難しい。
自分達の宇宙における本拠地が消滅してしまった以上、補給とかも含めてギリギリらしい。
迂闊に攻撃に出てしまえば、それこそ自分達がいなくなった拠点が攻撃される恐れがある。
そんな理由から、宇宙では現在睨み合いの日々が続いているとか。
そんな中、俺が何をやっているのかといえば……
「へぇ、これがガンダニュウム合金か」
「はい。この量のガンダニュウム合金というは、自分も初めて見ますね。いえ、元々ガンダニュウム合金そのものが珍しいのですが」
整備員が輸送機の貨物室に積まれている大量のガンダニュウム合金を見て、そう呟く。
トールギスの関節部分をガンダニュウム合金に変えるというのは、既に作業が行われている。
本来ならトールギスの補強に使うガンダニュウム合金と一緒にシャドウミラーへの報酬として渡される予定だったガンダニュウム合金もルクセンブルク基地に運び込まれる予定だったのだが……
連合軍が大きな組織であるが故に、色々と手続きに時間が掛かったらしい。
まぁ、こっちも後で色々と言われない為に、しっかりとその辺の手続きを凛に頑張って貰う必要があったのは事実だが。
「それで、このガンダニュウム合金はどうするんです?」
「俺の知り合いに預ける事になる。幸いと言うべきか、近い内にMS輸送機で使う家具とかを持ってきて貰う事になってるからな。その時、このガンダニュウム合金も預けようと思ってな」
「……その人、信用出来るんですか? いえ、まぁ、格納庫にこれだけのガンダニュウム合金を置かれておくのは色々と不都合があるので、こちらは助かるのですが」
「ああ、問題ない」
実際には俺の空間倉庫に入るんだしな。
正直なところ、これ以上信用出来る預け先は存在しない。
俺が忘れない限り、絶対に安心だし。
……いや、時々空間倉庫のリストの中に、あれ? 俺これどこで手に入れたっけ? って奴があったりするんだよな。
レトルトカレーの箱、しかも中身なしなんて……いや、本当にあれどこで手に入れたんだろうな?
多分、どこかでレトルトカレーを食べて、そのゴミか何かとして取りあえず空間倉庫の中に詰め込んだんだと思うが。
「そうですか、
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