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シークレットガーデン〜小さな箱庭〜
-シレーナの封じた過去編- 3
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るは出来ますけど、まずは私との絆を〜」

「お願いします!」

「ぅ〜む、仕方ないですね」

パピコさんはめんどくさそうだったけど渋々、空気上に画面のようなものをだしてそれをタッチしながら操作している。
すごい…こんなのみたことない…他国ではこんなすごい技術があるんだ…。
(今現在の技術力ではタッチパネルのモニターなど到底不可能)

「え…嘘!? なんなんですかー!これー!?」

「ど、どうしたの…?」

「どうしたもこうしたもないです!ヒドイです、ご主人様!このパピコちゃんを差し置いて、他の女性と絆度Maxなんてっ!!」

「絆度Maxってことは……シークレットガーデンに行けるんだねっ!?」

「え…? ま、まぁそうですけど…それよりも!」

「ありがとう! パピコさんっ。僕行ってくるよ」

「えっ?行くってどこに?ってえぇぇぇ、待ってくださいー置いてかないでーーご主人様〜〜」


プリンセシナ第一階層と書かれた扉の前に立つ。慌てて追いかけて来てくれたパピコさんも僕の横にぜーぜー言いながら立つ。…すみません。
ここをくぐった先はシレーナの心の世界。…誰にも知られたくない事が封じられた場所。
ごめんね、シレーナ。あとでどんなに怒られても殴られても構わないから、君の封じた誰にも見られたくなかったであろう闇の過去を盗み見るね。
扉に手をかざすと音もなく小さな光を発して僕たちを包み込む。
この先にはいったいどんな世界が広がっているんだろう…。



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