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シークレットガーデン〜小さな箱庭〜
-シレーナの封じた過去編- 3
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「あ、なんかドン引きしてません?えーと、貴方が私のご主人様……でいいんですよね?」

「えぇ!?ちっ、違います!」

心配そうな顔で言っている彼女には悪いけど、僕にはご主人様なんて呼ばれたい趣味はない。

「……あの〜もしかしてマスターから何も聞いていらしゃらないのですか?」

「ま、ますたー……?」

「はい。ランファさまです。あのデスピル病の根源を倒しにいらっしゃったんですよね?」

「……………」

何も聞いてない…。そうだった…だんだん頭がハッキリしてきたぞ。
そう急にランファが綺麗な薄水色の石……精霊石だったかな?それを僕に近づけて…それから精霊石に体が吸い込まれて……そうだ!こんな訳の分からない所へ来てしまったんだった!

「(あのマセガキ〜〜〜面倒な事は全部、私に押しつけやがって〜〜〜!! 絶対、今回の仕事を最後に契約解除してやるぅ〜〜〜!!)」

僕の今置かれている状況を察してくれたのか、彼女は地面を蹴ってジタバタした後クルリと回って自己紹介をして笑顔でここの説明をしてくれた。
彼女の名前はパピコさんと言うらしい…。こういっちゃなんだけど、ランファとは別の意味でめんどくさそうな人だ…。

「ここはプリンセシナの…ロビー的な場所でございます」

「……ぷりんせしな?」

「はい。人の記憶や心が形になった世界。人の心が創りだした迷宮とでもいいましょうか」

「人の心が創りだした迷宮……プリンセシナ」

「プリンセシナは最大十階まである巨大迷宮。デスピル病は、このプリンセシナに魔物を拡散させて最下層にあるといわれる、本能とすべて感情が眠る場所と呼ばれるシークレットガーデンを目指し徘徊し、人の記憶を栄養分として成長しそして!最終的には人を穢れに変えるのです」

「穢れ…」

説明を聞いているとヨナの事を思い出す。あれからもう数週間…ヨナも遅かれ早かれあの穢れと呼ばれる化け物に……残された時間はあまりないはずだ。

「ですが焦ってもいけません」

「え? どうして?」

「デスピル病は心の病。治す事は患者の心、誰にも見せたくない封じた過去を闇をさらけ出さないといけないんです」

「そうか……」

「下の階へ行けばいくほど闇は濃くなりなります。患者との絆の深さで行ける階層も違います」

「じゃあ、最下層のシークレットガーデンで行くには僕とシレーナが深い絆で結ばれていないといけないんだ」

シレーナとの絆の深さか……。

「はい♪ですからまずは気長に私との絆を深めて愛の巣を作ってから、また来ましょう?」

「……シレーナとの絆か」

「あの〜ご主人様?」

「ねぇ、今僕とシレーナの絆度だったらどこまで行けるか調べられない?」

「えぇ〜出来
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