暁 〜小説投稿サイト〜
ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
145部分:白銀の月の下星々は輝きその三
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
えなければなりません。おそらく講和は無意味でしょう。しかも今までとは戦い方が全く異なります。皆さん、気を抜く事無くいきましょう」
 若くして天才軍師と謳われただけはある。今や天下にその名を轟かせる解放軍の将達も息を飲み酔いも醒めて聞いていた。
「特にゲリラ戦や破壊工作に警戒しましょう。レンスター侵攻の際にもターラでもトラキア軍は使ってきました。おそらく今もそれを狙っています」
「・・・・・・・・・」
 一同静まり返った。皆内心それを最も恐れていたからだ。場が暗いものになった。その時であった。
 店の中からギターを弾く音が聞こえてきた。それはアレスが弾いているとすぐに分かった。しっとりとして落ち着いた、そして何故か哀しげな旋律の曲である。
 リーンがその曲に合わせて踊る。静的で円を描くように踊る。
「この曲は・・・・・・」
「『さようなら懐かしき我が家よ』だ」
 ホメロスがマリータに言った。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ