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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
31ドラゴン兄弟との対戦
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親は捕まえずに三人?を捕らえた屠龍君。本当にドラゴンスレイヤーする所だった。
「こ、これは何かね、娘よ」
 長い指だけで器用に肋骨を掴み、呼吸させないよう、首の頸動脈も押さえて無力化している決戦兵器、結構芸が細かった。
「だから発掘していたドラゴンスレイヤーだ、カズマ殿なら登録できて動かせたのだ」
「そ、そうか……」
 心拍とか呼吸を止められ、絞め落とされた三人。ヤカンで頭を冷やす「魔法の水」を掛けられると、ラグビー的に意識が戻った。

 夕食の食卓
「ふむ、一撃で射爆場の山が吹き飛び、うろついていた機動兵器も一発だったのだな?」
「そうです」
 晩餐の用意がされ、カズマの前には「食用大型ダンゴ虫のソテー」「ボイルドジャイアントトード」「荒馬の丸焼きミディアム」「ワニの燻製」など、ドラゴンで無ければ口に合わない料理で嫌がらせをされた。
「カズマ、この巨大ダンゴ虫、美味しいですよ」
 虫食に抵抗がなかった紅魔族のめぐみんはダンゴ虫を食えたが、ダクネスも新人サッキュバスちゃんも食べられなかった。
 本当の飢餓を知っているロリ女王様は、血まみれの馬肉でも、ジャイアントトードでもワニでも虫でも平気で食った。
「お嬢様、子牛のソテーで御座います」
「妾だけこうなのだな? カズマ殿にも同じものを出せ、サッキュバス兵にも果物など口に合うものを」
「ははっ」
 人間(形状)になって間がない新人サッキュバスには、何が食べられるか分からなかったが、以前から口にしていた果物、豆ぐらいは食べられた。
「カズマ殿にはソレは食べられないな、はい、ア〜ン」
 カズマは、差し出された子牛のソテーを受け入れると、義理の父とピーちゃんポーちゃんにSATSUGAIされたり、隣の紅魔族からクリーミーなダンゴ虫の内臓をア〜ンされるのが分かったので、とても断りたかったが、モノホンのドラゴンお嬢様からのア〜ンを断るほどの勇気は持ち合わせていなかった。
「あ、あ〜ん」
 香辛料が効いた普通の料理を久しぶりに食ったが、もう右側からクリーミーな内臓が接近しているので嘔吐感に耐えた。
「はい、ア〜〜ン」
(うっ)
「ほら、食用ですから土の味はしませんよ、普通土の中の虫は全部、まず土の味から楽しむんですけど、これはおがくずの中で育てられたのか、香りも良くて焼き上がりも香ばしいですよ」
 その解説がさらに余計で「土の味楽しむのか?」と考えさせられ、嘔吐感と戦う。
「よせ、めぐみん」
 虫を平気で食べている仲間の行動に嘔吐寸前のダクネス。
 そのふざけた名前だけで紅魔族とバレそうだった、と言うか黒髪赤目と爆裂魔法使いのアークウィザードの時点で、サッキュバスにそんな奴は存在しないのでモロバレ。
 めぐみんは虫の食べ方まで上手で、カニでも食べるように殻だけ残してき
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