144部分:白銀の月の下星々は輝きその二
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ロベルト、そりゃあ魚の背骨だ」
「アルバ、そう言いながら羊の骨をかじるのは止めろ」
「そう言うケインは何時まで桃の種しゃぶってんだろう」
「やっぱりカリオンは真面目だな」
「ディムナ兄さん、感心するのはいいけれどスパゲティを音を立てながら食べないで」
「フェルグス、あんたあたしのグラタン取ったでしょ!」
「何ィ、手前こそ俺のラザニア取っただろう!」
「止めて下さい二人共!」
「あ〜〜あ、またお姉ちゃん止めに入ったよ。気苦労ね」
「よおシヴァ、ポーカーやろうぜ」
「・・・・・・いい」
「トルード、サイコロはどうだ?」
「・・・・・・遠慮する」
「ディジー、このピザどう?」
「有り難う、マリータ」
「ディジー、お兄ちゃんにも一枚」
「デルムッド、よく食うなあ」
「御前もな、スカサハ」
「アズベルく〜〜ん?」
「・・・・・・もういいです」
「へえ、ヒックスさんってお子さんおられるんですね。意外ですね」
「そ、そうか?」
「そう言うあんたに年老いた御両親がいるのも驚きね、ロナン」
「ちなみにレイリアには弟さんがいたりするのよね」
「ラーナ、五月蝿い」
「へえ、ホメロスさんって物知りですね」
「今頃気付くなんて遅いよ、お嬢ちゃん」
「ジャンヌ、あれは知ったかぶりだ」
「五月蝿いぞ、ラルフ」
「楽しいわね、あなた」
「そうだな」
「あれっ、うちの爺は?」
「コノモールさんならゼーベイアさん、フィンさん、そしてガルザスさんと四人で別の場所で飲んでるわ」
「ラナ、御前さっきからお菓子ばかり食べてないか?」
「そういうロドルバンは仔羊一頭ラルフさんと食べ比べてたわね」
「そういうマナは鳥何羽食ってんだよ」
「この御酒をブラギ神に捧げます」
「アーサー兄様何処?」
「ああラクチェ、夜に君の瞳は・・・・・・」
「死んでなさい!」
「ラドネイ、もう離さないぞ!」
「くたばれっ!」
「・・・・・・レンスターの子供達にそろそろ斧の使い方を教えてやるか」
「オルエン閣下、またパティさんと喧嘩なんかして!」
「俺は嘘つきじゃねえーーーーーっ!」
「ターラの人達は元気かしら」
「エダ、このマカロニは美味いだろう」
「ええ、兄さん」
「俺のイチイバル何処やった?」
とにかく無茶苦茶な騒ぎになっていた。飲み、食い、酒が暴れ回る。次々と運ばれてきては消えていく酒と料理、うず高く詰まれた野菜や果物の皮やヘタ、肉や魚の骨、空になった酒樽、店の店員達は大忙しだった。
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