暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1606話
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ーズの側近であり、OZの中では幹部と呼ぶのに相応しい人物ではある。
 敵にいれば、今回のように半ば暴走する危険があるだけに、出来ればここで捕らえておければ後々連合軍有利になるんだが……

「五飛、デュオ。サリィはどうした?」
「あん? サリィならさっき司令室に向かうって言ってたぜ? まぁ、こんな事態なんだから、少しでも多くの情報が欲しいんだろうけど」
「そうか。なら、俺達は司令室に行く。お前達はどうする?」
「……ま、アクセルが行くんなら、俺も行くさ。多分、何か事情があるんだろうし」

 デュオが頷き、隣の五飛もそれに頷く。
 こうして、俺達は司令室へと向かう。
 ……影のゲートを使えないというのは、かなり面倒だと、しみじみ思ってしまう。
 だがまぁ、影のゲートを使えないというのは、それが普通なんだから仕方がないか。

「アクセル代表!」

 ルクセンブルク基地の司令室がある建物の前にいた軍人が、俺の姿を見て敬礼をしてくる。
 シャドウミラーというのは、既に連合軍にとってただの傭兵団とは言えないだけの力を持つ。
 それを象徴する出来事だろう。

「入らせて貰うぞ。今回の騒動の件で色々と情報を共有したい」
「は!」

 そうして軍人が俺達をスルーして中に入れ、建物の中を進み、司令室の前にいた護衛の軍人も俺達を中へと入れる。
 そうして中に入った司令室の中では……ある意味予想通りではあったが、かなり混乱して騒々しい事になっていた。

「ふざけるな! バルジのような宇宙要塞が消えただと!? そんな事が有り得るか! レーダーの故障ではないのか!?」
「違う、肉眼でもしっかりとバルジが消えているのは確認されている! それより、バルジから脱出してきたOZの兵士達はどうする!? 敵だが、今のこの状況で見捨てるような事をすれば、世論が色々とうるさいぞ」
「だが、あれだけの人数を一気に捕虜にした場合、それこそこちらの基地がOZによって占拠される危険がある!」
「いや、それ以前にそもそもあれだけの人数を捕虜にしておけるような余裕はないぞ!」
「なら、どうするってんだ! さっきも誰かが言ったけど、ここで見捨てるような真似をすれば世論がうるさい。それに、あそこにいる兵士をそのままOZに向かって引き渡すような事をすれば、それこそOZの戦力を補充するだけになるぞ!」
「それより、バルジだ! どんな理由でバルジが消えたのかを確認しなければ、それこそ下手をすればコロニーそのものが消えてしまう可能性も考えなければならないんだぞ!」
「くそっ! 情報が足りない! 取りあえず情報を得る為でいいから、何人かだけでもOZの兵士を捕らえて尋問しろ!」
「待って下さい! ここで強引な尋問をしては……」
「だが、バルジが消えた理由が判明しな
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