ガンダムW
1606話
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けど……凛と綾子はどうする? 一緒に来るか?」
「そうね、このままアクセルの部屋にいても暇だし……」
そう言った瞬間、扉がノックされる音が聞こえてくる。
覚えのある気配に、特に怪しむ事もなく扉を開く。
すると、部屋の前にいたのは予想通りに五飛とデュオの2人だった。
五飛の表情は厳しく引き締まっており、デュオの方は普段の軽い雰囲気は微塵もない。
まぁ、コロニーから来た五飛とデュオだ。バルジによってコロニーが狙われているというのは……それもシャドウミラーも含めてだが、ガンダムのせいでコロニーが狙われているというのは、とてもではないが我慢出来ないだろう。
ましてや……いきなりそのバルジが消えたとなれば、宇宙で起きた出来事だけに不安に思うのは当然だった。
「アクセル、バルジの事を聞いたか!?」
「ああ。何でも消えたんだって?」
慌てるデュオを落ち着かせるように告げると、自分が動揺していたという事に気が付いたのだろう。小さく息を吐く。
そんなデュオの様子を見ていた五飛が、こちらはそれ程動揺していない様子で話し掛けてきた。
「バルジの件で何か情報はないか?」
「何かと言われてもな……」
少し前まで俺はバルジにいたし、バルジそのものは普通に空間倉庫の中に入っているのだが……まさかそれを言う訳にはいかないだろう。
「あまり重要そうな情報は入っていないな。そういう重要な情報なら、サリィに聞いた方がいいんじゃないか? 連合軍との間を取り持つ為にいるんだから、色々と情報を教えてくれると思うが」
「それが、サリィは色々と忙しいらしくてな。さっきまで一緒にいたんだけど」
デュオが溜息を吐きながら呟く。
なるほど。だから、こうして俺に会いに来るのが遅くなった訳だ。
まぁ、その話は理解出来ないでもない。
五飛達も、最初に情報を入手するのであれば、やっぱりサリィに話を聞きに行くのは当然だろう。
ましてや、少し前まではレディ・アンがこっちに向かってきていたのだ。
そう言えばルクセンブルク基地に向かっていたレディ・アンはどうなった?
こっちに向かっていたのは分かっているが、その途中でバルジが狂人のテロリストに占領されてガスを撒かれるといった風にされたんだ。
そのまま大人しくこの基地に向かってくるとは思えないんだが。
そもそもの話、レディ・アンがこっちに向かっていたのは、あくまでもバルジという抑止力があったからこそだ。
だからこそ、とてもではないがルクセンブルク基地を攻略出来るとは思えない数のMSでこっちに向かっていたのだ。
それがバルジがこんな事になってしまえば……うん、レディ・アンを捕らえるのに絶好の機会じゃないか?
トレーズ教の狂信者のレディ・アンだが、それでもトレ
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