六話目という名の黒淑女(ブラックレディ)
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静かにしないとダメなのです!」
「コラ響!司令官が困ってるでしょ!」
「はーい」
暁のもう二人の妹の雷と電が響を止める
(あれ?響ってこんなにいたずら好きだっけ?)
「そうよ!響!司令官が死んじゃったらどうするのよ!!もしホントに死んじゃったらあなた責任とれるの!!?」
響の態度に気に入らなかったのか暁が猛烈に怒りをぶつける。
「落ち着けって!俺は本当に大丈夫なんだからさ!な!?」
提督が暁を止めると突如恐怖したのかこちらの方を向いてかなり不安な表情になった。
「司令官・・・!?も、もしかして私のことが嫌いになっちゃったの!?・・嫌っ!やだやだやだ!!お願い司令官!!私のこと嫌いにならないで!!お願いだから!ねぇ司令官!!私司令官がいないと私・・・私は!!」
ボロボロと大量の涙を流す暁、いきなりの事態にさすがの不知火に北上も困惑していた。
「わわわっ!?ちょ、ちょっと落ち着いて!!提督が嫌いになるわけないじゃん!ねぇ提督!!」
「あ!?あああ当たり前だろ!?もー暁お前心配しすぎだろ!!それだけで暁のこと嫌いになるわけねーじゃないか!!」
「ほ、本当に・・・!?」
「あぁ本当だ!!」
「!・・・良かった・・・」
そう安堵すると暁は崩れるように倒れた。
「ッッ!?暁!?」
不知火が直ぐに暁の容態を確かめる。
「・・・大丈夫です。どうやら気を失っているだけですね」
「そうか」とすます提督、暁は隣のベッドに寝かせることになった。
「それにしても、暁ちゃんの様子がなんだかずっと変なのです」
暁の変化に疑問をもつ電。
「確かに、暁も提督のことは好きだけど普通ここまで心配はしないはずなんだけどなぁ・・・」
そう呟く雷に提督が質問する。
「なぁ、暁っていつ頃からそんなふうになったんだ?」
「うーん・・・よく分からないけど私たちがうすうす気がつき始めたのは最近だったかなぁ」
「そのときはどんな感じだったんだ?」
「うーん・・・ごめんなさい、ちょっとわからないわ」
「そうかぁ」
「ねぇ司令官」
響が間に入る。
「何かあったか?」
「そうえば暁って司令官の為ならなんだってするっていってたよ。他にも自分がどうなっても構わないとか提督の為ならボロボロになってもいいってとか」
「・・・なんかまずくないか?」
「た、確かにちょっとヤバい感じがするなー・・・」
「そうかな?司令官の為に頑張ってるだけだと思うけどなぁ」
提督の勘は間違っては無かった。
暁がこうも提督を過剰的に心配してしまう訳を書こう。
それは提督が新しく着任して間もないころ暁は提
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