第3話
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ぞ!?」
「りょ、領邦軍……!」
「そこをどいてくれ!俺達は戦闘に巻き込まれて死にたくないんだよ!」
領邦軍の兵士達が現れて避難している民達の行く手を遮った。
「チッ、めんどうなのが現れたわね……!」
「……本来領邦軍が率先して避難誘導するべきなのに、思いっきり邪魔しているね。」
「クッ……これじゃあケルディックの人達の避難が……!」
「ど、どうしよう……!?」
その様子を見ていたサラ教官は舌打ちをして厳しい表情をし、フィーはジト目で呟き、マキアスは唇を噛みしめ、エリオットは不安そうな表情をした。
「仕方ありません。速攻で民達の避難を邪魔している領邦軍を制圧して――――」
そして導力銃を構えたクレア大尉がサラ達に戦闘を促したその時!
「深淵の槍よ、貫け―――死愛の魔槍!!」
「十六夜―――――”突”!!」
「「ガハッ!?………」」
別の街道の出入り口からメンフィル兵達を率いて現れたリウイとペテレーネの娘にしてレンの義姉でもあるメンフィル皇女の一人―――プリネ・カリン・マーシルンが魔術によって発生した暗黒の槍を放ち、プリネに続くようにセレーネの双子の姉にしてプリネの”パートナードラゴン”でもある”ルクセンベール伯爵家”当主にしてプリネの専属侍女長兼親衛隊長―――ツーヤ・ルクセンベールは抜刀によって発生した斬撃波で民達の避難の邪魔をしている兵士達を殺害した!
「キャ、キャアアアアアァァァ――――ッ!?」
「メ、メンフィル軍が来たぞ――――!」
「早く七耀教会に避難しろ――――ッ!」
それを見たケルディックの民達はパニックを起こして我先にと七耀教会へと避難し
「総員、これよりケルディックの制圧並びに領邦軍の殲滅を開始しなさい!」
「作戦前にも伝えましたが民間人への危害は厳禁です!私達の狙いは領邦軍の兵士達のみです!それを絶対に忘れないでください!」
「御意ッ!!」
ツーヤとプリネの号令の元メンフィル軍は領邦軍との市街戦を繰り広げ始めた!
「なっ!?まさかもう街道での戦いを終わらせたのか……!?」
「……違う。状況から考えてあのメンフィル軍は別働隊。」
「恐らく街道での戦いで守備ががら空きになった隙を狙ったのでしょうね……!」
プリネ達の登場を見て驚いたマキアスの推測をフィーは否定した後真剣な表情で推測し、サラはフィーの推測を補足して厳しい表情で領邦軍との戦いを繰り広げ始めたメンフィル軍を睨んでいた。
「あ、あれ……?指揮官らしき人がメンフィル軍の兵士達に民間人に手を出すなみたいな事を言っていた気がするけど僕の気のせいかな……?」
「そ、そう言えば………」
「わたしの耳にもハ
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