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世界をめぐる、銀白の翼
第二章 Lost Heros
彼に関して
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「ダァッ!!」

「クッ!!!?」

「ハァッ!!!」



荒野にて。
蒔風に対して猛攻を仕掛ける一団があった。


「蓮華様、お下がりください!!」

「ここまで近ければ意味はない!!!私に構わず、行け!!」


それは、呉国の一団だった。
彼らは数が少ないが、その全員が武術の心得を持つものだ。


しかし、その彼らを以ってしても、蒔風の前には敗れていくのみ。
だが、今までと違うのは、倒してもとどめは刺さず、そのまま転がしているというところだ。



「お前らを相手にする必要はない!!!引け!!」

「そうはいかない・・・・北郷を消したお前を、我々が見逃すと思うか!!!」



すでに地面には先頭切って飛び出していった雪蓮を始め、穏、亞莎、明命が倒れていて、残った者が総攻撃を仕掛けているところだ。
だが、周りには何もない荒野。蒔風はその能力で周囲一帯を吹き飛ばすような攻撃で、まったく彼らを寄せ付けない。


「くっ・・・我々では・・・・ダメなのか!!!」

「引け引け!!おまえらじゃあ、役不足だ!!」


そう言って、再び絶光での衝撃を噴き出して一掃する蒔風。
その衝撃に全員が吹き飛んで地面を転がる。

そうして、蒔風がもう誰も起き上がらないことを確認してから、その場を去ろうとする。


しかし



《アクセル!マキシマムドライブ!!》



「!?」

「ハァッ!!!」



ドンッ!!!



仮面ライダーアクセル、照井竜のアクセルグランツァーが蒔風を後ろから襲い、それを腕で受け止めて、転がりながらもどうにか防ぐ蒔風。
そうして起き上がると、そこにはWの二人が立っていた。



「まさか、お前が皆を泣かせてやがったとはな」

「許さないよ。絶対に」



その二人に、蒔風が髪を掻きあげながら目を細める。
彼らはリストのターゲットだ。ここで狙わないということはない。



「そこの二人だけでいい。お前は帰れ、照井」

「そうはできん。お前のやっていることを見逃せるほど、オレはお人好しではないのでな」

「邪魔だっつってんだよ・・・・帰れ!!!」

「断る!!!」


「翔太郎、行くよ」

「ああ、フィリップ」


《サイクロン!》
《ジョーカー!!》


「「変身!」」



《サイクロン ジョーカー!!》





そうして、風都の仮面ライダーが立ちふさがる。
それに対し、蒔風が腰から何かを取り出す。

前回、観鈴やハクオロ達を一掃した原
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