第二章 Lost Heros
銀白VS破壊者
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て飛んだ。
「知ってるぞ。仮面ライダーキバーラ。だがお前では相手にならん」
と、吹き飛んでいくキバーラを視界の隅に回し、ディケイドに向かう蒔風。
ライドブッカーをソードモードに変え、ディケイドが蒔風の剣を受け止めて鍔競り合う。
そこに、蒔風の背後からディエンドが回し蹴りを放ってきた。
それをくらいながらも横に転がって軽減し、銃を取り出してディエンドに向ける蒔風。
が、そこで気づく。
(キバーラの剣が落ちてこない!?)
ドンッ!!!!
その疑問とともに首筋に悪寒が走った蒔風が、横に転がるとそこにタイタンフォームになったクウガがタイタンソードを地面に突き立てて着地してきた。
おそらく、あの穴からドラゴンフォームの跳躍で脱出し、空中のキバーラの剣をつかんで超変身、機会を狙って強襲をかけたのだろう。
「くそっ、外した!!」
「ユウスケ、大丈夫か?」
「ああ・・・夏美ちゃんは!?」
「吹っ飛ばされてノビてるだけだ。まだ平気だろう」
宮邸の塀を見ると、そこにキバーラがぐったりとはしているものの、変身も解けずまだそこにいた。
それを見てクウガがホッと安心する。
「さて・・・・ああいう戦いができんのがお前だけじゃないってのを見せてやる。海東!!!」
「ああ!!!」
《ATTACK RIDE―――CLOCK UP!》
と、そこでディケイドがクロックアップに入る。
ライダー大戦で習得した他ライダーの能力使用だが、それに蒔風は驚くこともせず、姿の消えたディケイドを無視してディエンドのほうへと向かっていった。
(クロックアップしているあいつの姿は見えているし捕捉している。無理に追うより、今は厄介なディエンドをつぶす!!!!)
その考えで、まずはほかのライダーを呼び出してこれるディエンドのほうに標的を決めて突っ込んでゆく。
対して、ディエンドは近接戦に関してはできるといっても、やはり本分は銃撃による遠距離だ。
直接格闘の戦闘は相手を翻弄するものでしかない。
だから、ディケイドはディエンドを庇うかのように蒔風の眼前に割り込んだ。
しかし
「墳ッ!!!」
「なっ、くそっ!」
《ATTACK RIDE―――INVISIBLE!》
蒔風が攻撃の一瞬のみ加速開翼し、ディケイドを裏拳の一撃で弾き飛ばす。
無論、クロックアップ発動中でなので、スローから普通の速度に変わっただけ。
だが急激な速度の変化に、ディケイドも反応しきれずに、蒔風の拳を食らって装甲から火花を散らしながら下がってしまう。
これで、ディエンドまでの
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