第二章 Lost Heros
銀白VS破壊者
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」
そうして、蒔風が呼吸を整えて剣を構える。
それに反応して、彼らも剣や銃、拳を構えて迎え撃とうとする。
だが
「・・・・やーめた。気分じゃない」
「な!?」
「言ったろ?気分最悪なんだ。今戦って増援呼ばれたら確実に倒れる。ここは逃げるよ」
そう言って、踵を返す蒔風。
しかし、士達としては困るところ。
今、蒔風は疲弊している。
倒すなら今なのだ。そのために増援も呼んでいる。
ここで逃がせば、更に被害が出る!!!
そう思った蒔風を、真っ先にクウガが追った。
その背中に向かってマイティキックを放ち、何が何でも足止めするつもりだ。
「待てぇ!!!」
「・・・・・」
そう来られては、蒔風は避けるか受けるかするしかない。
結果、蒔風はそれを避けた。
ただし、その場から十メートルは横っ跳びして。
「な!?ウオぁ!?」
ドッ、ガゴッ!!!
クウガのキックが不発に終わり、地面にその衝撃が伝えられる。
と、同時に、その地面がまるで落とし穴のように崩れ、大穴の中にクウガが呑みこまれていった。
「なっ・・・ユウスケ!!」
「お前ら見てなかったもんな。土惺竜の土、どっから持ってきたと思ってんだ?」
そう、この穴は蒔風が最初の最初に放っていた土惺竜の分の穴だ。
そこの上に、土を固めて乗せていただけ。
歩く走るに影響はないが、ライダーのキックには耐えられず崩壊したのだ。
「おまえっ!!」
「ダーディーな戦いならお前も得意だろ?セイバーにも言ったがな、オレの最も得意とする戦闘は正々堂々、真っ向からの派手なぶつかり合いじゃない。オレが得意なのは!!」
そういいながら、蒔風が「青龍刀」と「獅子」を手に持って突っ込んでくる。
そしてそれをディケイドに振り上げ、そうしながらも蹴りを放って突きとばし、左のキバーラに切りつけ、右のディエンドには柄の後ろで殴り飛ばしていた。
「卑怯、外道の暗殺だ!!!勘違いしてんじゃねぇぞ!!!」
≪≪ATTACK RIDE―――BLAST!≫≫
ディエンドとディケイドの銃撃が、蒔風に向かって数十発叩き込まれる。
それを畳返しで防ぐ蒔風だが、その壁の一枚が吹き飛び、キバーラが剣を構えて突撃してきた。
その攻撃にスウェーで躱し、そのまま地面に仰向けに転がってキバーラの腹に両足で蹴りをぶち込む蒔風。衝撃に、キバーラの体が浮く。
即座に蒔風が立ち上がり、浮いている体に拳をブチ当て、その手から剣が離れ
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