第二章 Lost Heros
銀白VS英霊
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「あの八神はやてがやられただと!?」
『うん・・・・剣崎さんから連絡があった。今はまた別のところに身を寄せているみたいだけど・・・・』
あの戦いの後、八神はやて陥落の報はすぐに「EARTH」メンバーの間を駆け巡り、激震を起こした。
それはそうだ。
ブレイド達ライダーと、残ったヴォルケンズ達総出を以って蒔風を迎え撃ったというのに、その代償が敗北、しかも八神はやてがやられてしまった。
これはあまりにも大きなダメージだった。
ここは、地方都市「冬木市」
そのまた郊外にある、衛宮邸だ。
そこに、サーヴァントやマスター、総てが集まっていた。
あくまでリストに載っていた者だけだが、それでもかなりの戦力だ。
凛は他のアサシンやキャスターなども呼ぼうと提案したのだが、士朗がそれを許さなかった。
「関係のないあいつらを巻き込むことはできない」らしい。
アーチャーはその考えを甘いと言いそうだが、戦いの範囲が広がれば結果的に被害者が増えるという考えで納得していた。
「だが・・・・・まさかこんなにも早く主力の一人がやられてしまうなど・・・・・」
「そういえば、ギルガメッシュはどうした?あいつも狙われてんだぞ?」
「知らねぇよ。あの金ピカ野郎なら簡単にはやられないだろうよ」
と、応えるのはランサーだ。
現在居間に居るのは、士朗、凛、アーチャー、ランサーだ。イリヤと桜は寝室で寝ていて、その部屋の前にセイバーがいる。
門の前では霊体化したバーサーカーが張っているし、屋根の上ではライダーが周囲を警戒している。
本来ならばライダーの仕事はアーチャーのものなのだが、さすがに休みなしは英霊にもキツイ。
と、言う事で魔眼を持つライダーとの交代になったのだ。魔眼の効果は石化だが、魔眼はそれだけで普通の目を超える性能を持つ。遠くを監視することは別に難しくない。
「それで・・・蒔風の目的が戦いだって・・・どういうことだ!?」
『おそらく、舜は・・・・世界を今まで守ってきた、という責務から離れ、自由に生きてきた。そして、失ってしまったんだ。力の向け先を』
「つまり・・・「奴」の消失が?」
『そうなるかもね・・・・これは士さんが言ってたんだけど、あいつはいつだって「自分」の正義を貫いてきた。それがオレたちに牙を向いただけ・・・だって』
「ふざけやがって・・・・・」
『クラウドさんは「堕ちた」って言ってたけど・・・・』
士朗が話している通信相手は理樹だ。
こうやっていろんなところに情報を流しているらしい。
「そういえば・・・・アリスとの連絡は取れないのか?」
『アリスさんがこの
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