第二章 Lost Heros
銀白VS剣&夜天
[9/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
聞いて、ブレイドが翔けだして、茂みの中からシグナムとヴィータを見つけ、自身のバイク「ブルースぺイダー」に跨ってその場から走り出した。
「それでいい・・・剣崎ッ」
「グアアアアアアアアアアア!!!!」
それを見届けたギャレンの前で、カリスが斬り伏せられてその身体から火花と緑色の地を噴き出して、光となって消えた。
それを見て、ギャレンも覚悟を決める。
銃を構え、狙いを合わせて撃ちながら蒔風に突進する。
もうカードでコンボ技を出す体力も無い。
だが今は――――
「オオオオオオオオオオオオ!!!」
ドンッ!!!
そうして、ギャレンもやられた。
時間は全くといいほどかかっていない。
はやてがここまで駆けてくるまでの時間も無かったのだから。
そして、はやての拳が蒔風に向かって伸びる。
だが、いくらなんでもそれは無茶だった。
この身体は見た目こそリィンフォースに近いが、それでもやっぱり元ははやてなのだ。
近接戦闘どころか、普通の殴り合いだってできないような彼女がすることではない。
だから、蒔風は冷静にカウンターを顎に決め、その体をフッ飛ばす。
「あ・・・・ああああ・・・・嗚呼・・・・・アアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
はやての身体がガクガクと揺れる。
当然だ。もはや魔力も体力も限界を迎えている。
そんな状態でも、彼女はもう一度「あの」ラグナロクを撃とうとしている。
しかし、蒔風はそれを見て特に何もしない。
一方ではやては発射準備を終え、ラグナロクを撃った。
その威力は、ここまで摩耗させ、撃った直後に彼女が倒れるまでひねりだしたモノだけあって、先ほどと何ら遜色はない。
だが
「心象的世界破壊」
蒔風のつぶやき。
その一言で、世界が歪んだ。
迫るラグナロクに、拳を当てる。
すると、それが180度方向を変え、撃った本人に向かって直進、そして直撃した。
倒れるはやて。
三十秒経って、結界が切れる。
そして、はやての身体が光に消え、蒔風の元に新たに二枚、カードが来た。
------------------------------------------------------------
「おろ・・・・せ」
「ダメだ」
「もど・・・・れ・・・ある・・・じが・・・・」
「ダメだ」
「たのむ・・・から・・・・・・私
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ