第二章 Lost Heros
銀白VS剣&夜天
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るわせた。
一体誰だ?
昼間だから誰が訪ねてきてもおかしくはないが、この状況では・・・・・・
そう思って、睦月と橘が、玄関の覗き穴から外を見る。
だが、そこには誰もいない。
瞬間
ガオンッ、ドォン!!!
リビングの窓ガラスが吹き飛び、そこから蒔風が突っ込んできていた。
だが、その獅子天麟を構えての進行はシグナムとヴィータ二人掛かりで食い止められ、その切っ先が他のものに届くことはない。
「ッッ!!!!」
「蒔・・・・風ッ!!!」
「あちゃぁ・・・無理か。まあ?行けるとも思ってなかったがなッ!」
そう言って、獅子天麟から手を放し、腰の「風」「林」を回転しながら抜き、周囲を一気に斬り伏せる。
それをスウェーで必死にかわす二人だが、胸の位置に一文字の切り傷がぱっくりと開く。
皮膚には至ってないようだが、外装の鎧やフリルは切り落とされてしまった。
それを見て、一気にたたみかけようとする蒔風だが、同時に、このまま室内戦をしてはやられると察したシグナムが、己の剣に魔力を込める。
「レバンティン!!」
《Schlangeform》
レバンティンを連結刃にし、一気に展開。
球体状に膨れ上がったそれは、家屋の一部を吹き飛ばしながらも、味方を守りかつ、敵を押しのけさせることに成功した。
「ここじゃ周囲の住宅に被害が出るかもしれん・・・・こっから少し言ったとこに森がある。そこまで誘導してや!!」
「おし!!行くぞ!!変身!!」
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「ハアアアアアアアアアア!!!!」
「ヌぅッ!?」
ガコン!!!
一足先に蒔風を追って行ったシグナムとヴィータが、はやての指示通りに森の中へと蒔風を誘導した。
だが、ここまで連れてきただけでも相当の消耗だ。
すでにカートリッジは半分も使っており、体力も三分の一程度にまで下がっている。
だが、それでもいい。
こちらにはまだ、戦力がいるのだから。
《BULLET-FIRE-RAPID---BARNINGSHOT》
ドンドンドンドンッ!!!
上空から、蒔風に向かって炎の弾丸が降り注いできた。
それを剣で難なく弾く蒔風。
見上げると、ジャックフォームへと変身したギャレンが武器を構えて滞空していた。
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