第二章 Lost Heros
銀白VS剣&夜天
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ないからな』
そうして話が一通り終わり、最後にクラウドが入手した蒔風の襲撃リストを皆に送って、話し合いは終わった。
「これから・・・・どうする?」
「リストの中には天音ちゃんたちはいなかった。彼女が無事なら、あとは気兼ねなく俺はあいつを倒すだけだ」
「待てよ。あいつのリスト、なんか変だったじゃねーか。主要だとか最主要が襲われるってのに、ヴィヴィオやユーノは入ってなかったじゃんか」
「そう、それが気がかりだ。高町やテスタロッサ、我らは入っていながら、同じように主要であったものが入っていない」
「私やアリシアも入っていたのに・・・・不気味ですね」
「関係あらへん」
「八神?大丈夫か?」
と、話を進める剣崎やヴィータたちの中に、はやてが入っていく。
家族を失ったショックと、信頼できた人物のまさかの裏切りに寝込んでしまっていた彼女だが、少しは気力が戻ったのかふらふらと近づいてきた。
「大丈夫や・・・・とにかく、舜君は・・・あいつはもう敵になったんや。それをうちらは・・・・倒すだけや」
「・・・・・復讐か」
はやての状態から、冷静にその心境をくみ取った始が、立ち上がったその原動力の名を言った。
その言葉に、はやてが皮肉気味に笑ってから、そうやなぁ、と頷く。
「復讐・・・と言ったらそうなるのかもしれへん。うちの家族を二人も奪っといて、それでもほかの家族を・・・仲間を奪っとるなんて許さへんし」
「・・・・・・・・辛いぞ?」
「それでもかまわん。うちは・・・家族を返してもらう。そのためなら・・・・しゃあない。舜君を・・・・倒す。それしかあらへん」
はやての決意。
敵として立つのなら、もう容赦はしないという、その覚悟。
その少女の思いに、今さら異を唱える者などいなかった。
「まあ、確かに・・・蒔風が敵になったのはショックだったけど、みんなをやるなら容赦はできないな」
「私は最初からそのつもりだった。蒔風は味方だったが、同時に敵になる危険も帯びていたのだからな」
「そういや・・・シグナムそんなこと言ってたっけな」
「あいつの中は「混沌とした虚無」と呼ぶのが相応しいくらいだ・・・・何が起きても、おかしくはない」
そう、彼はいつだって敵にもなるし味方にもなる。
今までが味方だったというだけ。
そして今、敵になったというだけだった。
と、そこに
前触れも前兆も無く
ピンポーン
というインターホンの音が鳴った。
その音に各人が肩を振
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