第二章 Lost Heros
裏と表 そして・・・・・
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は、本当に何も残っていなかった。
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そして、蒔風がさらなる犠牲者が出たという報告をした、その日の夜
「EARTH」一室、明かりもつけていない蒔風の事務室に、一人の男がいた。
男は椅子に座らず、立ちながら机のパソコンをいじっていた。
液晶の放つ明かりが、ぼんやりと男を映している。
その男は少しファイルをいじって、何かのリストを見てから電源を切る。
そして、普通に正面の扉から普通に出ていった。
エレベーターに乗り、三階に降りた。
「EARTH」ビルは4階までが吹き抜けになっている。
その吹き抜けに面しているエリアの、壁沿いの通路。
その通路を進む。
左手で壁をなでながら、遊ぶように歩いていると
「待て」
呼びとめられた。
男の声だ。
気配からして、翼人。
だが、待つことなどない。
男はそのまま歩いて進もうとする。
だから、名前をつけて、翼人は呼びとめる。
「名指しで呼んでやろうか?待て―――――」
名前が呼ばれる。
男が振り返る。
後ろ向きだった男が、こちらを向いた。
to be continued
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