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世界をめぐる、銀白の翼
第二章 Lost Heros
裏と表 そして・・・・・
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いてから、また疲れるようにため息をついて、モニターに映るメンバーの位置を確認した。







休憩室では、理樹が横になって休んでいる。
強制ではなくとも、彼も皆のために駆けまわっているのだ。
身体には疲労が溜まっている。


そして、携帯を取りだして連絡を取った後、喉が渇いて飲み物を取りに行った。






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―調べられたか?

―まだ確証はできないけどな

―でも、間違いは?

―ないと思う

―だったら・・・・

―まだだな。証拠が欲しい

―それなら、彼女に頼んでみるか・・・・・






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クラウドが翼を消し、ビルの屋上で周囲を見渡す。


今のところ異状はないし、誰も襲われてはいない。
怪しい人物もいない。



遠くでは一刀の翼も見える。
どうやら、なにも無いようだ。



それを確認してから、携帯を取り出してどこかに電話をかける。

そして二言三言話してから、すぐにしまった。





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―情報は引きぬけたか?

―ああ、沢山あり過ぎてわからないけど、多分これは・・・・

―数人に声をかけようよ。

―敵は・・・・・強いぞ?

―翼人は二人で行こう。他は他所にまわっていてくれ。

―妥当だな。

―了解です









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観鈴が携帯を閉じて、丘の上から街を見渡す。
冷たい風が髪を巻き上げ、それを手で押さえる。


不安な気持ちが、胸に残る。









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「破壊機構発動の反応あり!!場所は、現在華琳さん達が調査をしている現場です!!!」



指令室に、声が響き、緊張が走る。
大きな正面モニターには、そのグループのメンバーが映っていた。



リーダーは華琳、サブは恭介。他には、季衣と瑠璃、そして朱鷺戸沙耶
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