第二章 Lost Heros
襲撃者、止まらず
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ーの言葉に、蒔風が振り返ってその席へと近づく。
「場所は・・・・そんな・・・ポイント00より、西に三キロの地点・・・・・」
「ポイント00・・・・からだと?」
「そこ・・・って・・・・・・」
「ここ・・・・」
「「EARTH」・・・・本部ビルから三キロです・・・・・・!!!!」
「バカな!!!!!」
報告に、蒔風が部屋を飛び出してその位置に走っていく。
その後を士達も追うが、入っていたばかりのはやては、その場にぺたりと座りこんでしまった。
そのはやてを、天道がとっさに支えて立ち上がらせる。
「そ・・・・その位置って・・・・・・たしか・・・・」
「・・・・ロストしたのは・・・・誰だ」
はやてが恐怖に目を見開き、天道が覚悟を決めてオペレーターに聞く。
そして、帰ってきた返答は、何より残酷なものだった。
「ロスト反応者は、ヴォルケンリッター・・・・・ザフィーラとシャマルです」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!」
それを聞いて、はやてがその場に再び倒れる。
だが、今度はあまりのショックに立ち上がれない。
そんな彼女を、天道が壁際のソファに座らせ、モニター上の地図に写るその地点を睨みつけていた。
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「・・・・・・・・・なにがあった・・・・・・」
現場に到着し、蒔風が呟く。
だが、それに応える者などいない。
「なにがあった・・・・・・」
現場は、大通りから外れた裏道。
ビルとビルの、広い隙間だった。
「一体ここで・・・・なにがあった!!!」
蒔風が叫ぶ、だが、やはり何も答える者はいない。
残っていたのは、両側のビル壁に残った、何らかの攻撃でつけられた抉り跡。
そして、はやて達とヴォルケンズ分、計八人分の飲み物の入ったコンビニのビニール袋が転がっていた。
これが示すことはたった一つ。
ついに、襲撃者が本格的に動き出したという事だった。
to be continued
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