第二章 Lost Heros
襲撃者、止まらず
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「文月学園の坂本雄二が、数日間学校に出てません。彼を慕っている霧島翔子という同級生も同様です」
「吉井明久によればきっと彼女のキツイアプローチから逃げているのだろうという事ですが・・・・」
「泉こなたさんたち四人が、学校に休学届を出して旅行に出たそうですが・・・・位置がつかめません。なお、どこの鉄道、飛行機にも、彼女らが乗ったという記録はないです」
「あいつらはまだ高校生だ・・・免許持ってる奴もいないし、旅行なら鉄道か飛行機しかないはずなのに・・・・!!」
「川神市の直江大和が、友人に会ってくると言って昨日寮を出てから帰っていないそうです」
「誰に会うかは?」
「誰も聞いてないようです・・・・彼の交友関係は広いため、特定は難しいかと・・・・」
「お、おい・・・蒔風・・・・」
「まさか・・・これは・・・・」
「ああ・・・・最悪だ・・・・完全にやられた!!!」
一連の報告を聞き、蒔風が机に両手を叩きつけて俯く。
そして起き上がりながら、今明らかになったその事を、憎々しげに言い放った。
「狙われてんのは「EARTH」だとかそんなんじゃない・・・・・各世界で、主要、最主要だった者たちだ!!!」
「な・・・・」
「主要、最主要たちが・・・・・狙われている!?」
蒔風の言葉に、驚愕する一同。
いままで、狙われているのは世界だとか「EARTH」だとかと思い、危機の通達を戦闘力のある「EARTH」登録の戦士のみに行ってきた。
だが、そうではなかったのだ。
敵の目標は、主人公たちだった。
しかも、彼らがいなくなった時間を考えれば、それはゼロライナー襲撃よりも前だ。
つまり
「とっくに事件は始まってたんだ・・・・・唐突にどころじゃねえ・・・とんだ『後出し』だ!!!クソッタレ!!!」
このいままで、襲撃に会っていたのは力なき者たちだった。
なにも起こっていなかったわけではない。何か起こっていたにもかかわらず、それに気付けなかったのだ。
「チクショウ!!!他に!!連絡の取れないものはいるか!?」
「舜君。見回り終わったよー。皆もじきに戻ってくると思うんや。だからここで・・・・って、どうしたん?なにかあったん?」
そこに、士達と同じように、別エリアを見回っていたはやてが戻ってきた。
どうやら、ヴォルケンズとは別々に行動しているらしく、ここで合流するつもりだったのだそうだが・・・・・
「・・・・・・・反応が・・・・ロスト・・・・・」
「ッッ!!どこで!!誰がだ!!!」
オペレータ
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