第二章 Lost Heros
襲撃者、止まらず
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然として付きません」
「こうなると・・・本格的に監禁されているか、消されたか・・・・」
オペレーター要員として席に座る朱里や雛里からの報告を聞き、更に頭を悩ませる蒔風。
と、そこに、プープープー、という電話音が鳴って、蒔風がその電話にでる。
どうやら外部からの電話で、蒔風に聞きたいことがあるそうなのだが・・・・
「ああ、繋いでくれ」
「はい。三番の通信です」
その電話をここにつないでもらい、受話器のボタンを押して話し始める蒔風。
「もしもし。蒔風ですが」
『あ、蒔風?覚えてる?私よ、藤林杏』
「おお、どうした?」
『いやぁね?朋也と渚が旅行に行くっているから、汐ちゃんを預かってるんだけど、実は・・・・・』
「うん・・・?・・・・・な・・・・・・・・わかった。じゃあ汐ちゃんは渚の両親に預けといてくれ。ごめんな」
『はいはーい。まあ、久しぶりに二人で水入らずの旅行に行ってるんだから、しょうがないと思うけどねー』
「まあ・・・そんなもんだろ」
『うんうん。よかったー。じゃあ、そっちに連絡入れとくわ。じゃーねー』
プツン
そうして会話が終わり、蒔風が受話器を置く。
それと同時に、携帯を開いてあるところに電話をかけた。
だが、繋がらなかったのか、もう一回、今度は別のところにかけてみるが、やはり繋がらない。
「どうした、蒔風」
「おい。今そこらへん見回って来たが、「EARTH」の周りに変な奴はいなかったぞ」
「オレたちの方も・・・どうした?血相変えて。なにかあったのか?」
と、そこに「EARTH」ビル周辺に怪しいものがいないかを見てきた天道達や士達が指令室に入ってくる。
その言葉に、蒔風がイラついたように身体を揺らし、たたんだ携帯をダン!!と机の上に叩きつけて指令室全体に指示を飛ばした。
「全員!!各世界の主要、最主要人物だった者の安否を確認しろ!!いいか!「EARTH」登録、非登録に関わらずだ!!!」
「い、いったいどうした」
「リストはここにある。全員の所在を明らかにしろ!!!急げ!!」
その言葉に、訳もかからない状態だがとりあえず蒔風がだした携帯のアドレス帳に入っている各主要、最主要人物へと、連絡がとらされて行く。
そうして、最初の報告を待つ。
それまでに、三分とかかりはしなかった。
「岡崎夫妻が旅行と言って家を出たきり連絡が途絶・・・・・娘の汐は、彼らの友人の保母に預けられているようです・・・」
「それは聞いた。今の電話だな・・・他は!?」
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