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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第2章:リムルダール編
1:身勝手な神々の黄昏
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骨心を刺激して、私が『元の世界に帰りましょう』と言えば、アレフガルドに残ると言うのは解ってました。彼は良い意味でも悪い意味でもエゴイストです。自分の親しい人々が不幸になる事を無視できない男なのです」
「それも解りました。ここまでは上手く物事が推移してるって事も……ですがドラゴンの杖を与えてやる必要性がありましたか? あの男があの杖を使用したら、あの大魔王ゾーマですら勝てなかったのですよ!? 世界の復興をお願いしてるつもりが、気付いたら世界を征服してしまうかもしれませんよ?」
「それは絶対にありません。リュカは世界征服に微塵も興味がありませんから……もし少しでも興味があったのなら、私の世界は既にあの男に征服されてるでしょう。ですが現実にはグランバニアという一つの国を統治してただけで、他国への侵略も乗っ取りも行っておりません。今更こんな荒れ果てた世界を征服しようとは考えないでしょう」
「………だと、良いのですけど」
「リュカに乗っ取られるのが怖くて、彼から魔法の力を奪ったのでしょ? 些か遣り過ぎだと私は思いますが、その程度の安全策を実施するのは納得できます」
リュカに対する思いは対照的な二つの神……
それぞれの感情を顔に出しながら、眼下でドラゴンの杖を振り回してるリュカに視線を向ける。
どうやら杖の感触に満足したらしい。
「ほらほらルビス……リュカがビルダーとして活動を開始しますよ。
彼
(
か
)
の土地の事を説明しておかないと、後でクドクド嫌味を言われてしまいますよ(笑)」
「はぁ〜……マスタードラゴンは気楽で良いですね。本当はティミーを派遣してほしかったのに……」
「はっはっはっ、それは丁重にお断りします。彼は私の世界の勇者様ですからね」
爽やかに笑いながらマスタードラゴンは去って行く。
そしてルビスは溜息を吐いて、自らが創造したアレフガルドへ意識を向けるのだった。
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