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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第2章:リムルダール編
1:身勝手な神々の黄昏
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から……ここに無いんだから、為になり得ないだろうに!」
何とか俺の居る次元に姿を引っ張り出してきて、たこ殴りにしてやりたい。
『ふっふっふっ……あの杖はなリュカよ。杖自身が認めた者の魂に呼応して、その者の呼びかけに従う杖なのだ!』
「……………は?」
何を言ってるんだコイツは?
『だから、心の底からドラゴンの杖を呼び出せば、お前の手元に時空を超えて現れると言ってるのだ』
「………………………嘘、マジでか!?」
本当か? 本当なのか!? そんなご都合主義が罷り通るのか??
『疑うのであれば試しなさい。心の底から杖を呼び出すのです』
そうだな……兎も角試してみよう。
ドラゴンの杖が手に入れば、素材集めも楽になるし最高だよね。
「よ〜し……ドラゴンの杖よ〜!!」
心の底から呼ぶと言うのがイマイチ解らなかったから、兎も角大きな声で杖を呼んでみる。
これで何も起こらなかったら凄く間抜けだよね、俺。
(ヒュン!)
だけど俺の心配は杞憂に終わった。
突如握り締めてた拳の中に何か現れる感触がしたと思ったら、久しぶりに見るドラゴンの杖を何時の間にか握っていたのだった。
「マジか!? 本当に杖が現れたぞ!
凄
(
すげ
)
ー
凄
(
すげ
)
ぇー!!」
リュカSIDE END
(時空の狭間)
何も無く真っ暗な空間に、金と銀の大きな光が浮かんでいる。
金色の光はマスタードラゴンの思念体。
銀色は精霊神ルビスの思念体だ。
2つの神が眼下に映し出されてるアレフガルドの一角を……そう、リュカが映ってる場所を見詰め会話している。
「本当に大丈夫でしょうか?」
「何ですか今更……リュカを利用する計画に同意したのはルビス、貴女ですよ」
「それは……私のアレフガルドが酷い状態になってしまって、他に解決方法が思い浮かばなかったからです」
「そうです……もう他に方法が無いのですよ」
眼下の映像に映るリュカのはしゃぐ姿を見た2つの神の反応は対照的だ。
「
あの男
(
リュカ
)
の実力は貴女も知ってるでしょう」
「それは知ってます……現にメルキドを復興させましたし」
マスタードラゴンは微笑ましく思い、ルビスは不安を募らせる。
「リュカは反骨心が強いですが、基本的には善人です。ですから、本来は禁じ手である方法を用いて彼を復活させ、切羽詰まった状態を知らしめる。そして女の涙に弱い性格を利用して反論を封じる……貴女の泣き真似は上手でしたよ(笑)」
「真似じゃありません! アレフガルドの現状を思ったら、本心から泣けてきたんです!」
「それはそれは……ですが、その涙の甲斐あってリュカは新生メルキドの人々と心の交流を深め、助けたいという気持ちを芽生えさせたんです。これこそが彼の善人気質。しかも反
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