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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic24-C列車砲ディアボロス攻略戦〜Scylla 1〜
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ト――

頭上にシールドを張って踵落としを防御。一瞬にしてヒビを入れられちまったが、離脱するのには十分な時間稼ぎになった。後退した直後にシールドが破砕された。

「わぁ〜〜〜〜!?」

「は?」

踵落としと振り回される“ケラウノス”の運動力によってデルタはその場で大車輪。デルタはどうやら空戦は不慣れなようで、碌に姿勢制御も出来てねぇ。が、「悪ぃな」あたしは問答無用で攻撃を加えさせてもらうことにした。“アイゼン”のカートリッジをロードして「ギガントフォルム!」へと変形。

――コメートフリーゲン――

そんで作り出した物質弾に魔力を付加して、「おらぁッ!」“アイゼン”で打って射出した。物質弾はアッサリとデルタに直撃。アイツは「ひゃぁ〜ん!」って悲鳴を上げながら、また地面に向かって墜落して行って、ドーン!と墜落した。

「効かぁぁ〜〜〜ん!」

だがすぐに“ケラウノス”を振るって砂塵を吹っ飛ばすデルタの姿が見えた。あたしの持つ射撃系で最も威力の高ぇコメートでも、大してダメージを与えられてねぇって結構ショックなんだが・・・。

「空戦はやっぱり難しいなぁ・・・。おーい! 降りて来てさー! 陸戦限定にしない〜?」

なんか、マジか〜、って言いたくなるような提案をしてくるデルタに、「お前が上がって来い!」って返す。わざわざ向こうが有利になるような真似をするほど、あたしは馬鹿じゃねぇよ。

「じゃあいいもん! 無理やりにでも地上に墜としてあげるから!」

何を言うかと思えば。空戦もろくに出来ねぇような奴が、20mと離れたあたしを力尽くで降ろすことなんて出来るわけが・・・。なんて呆れてたところに、デルタの足元にテンプレートが展開された。こっからアイツも本番ってわけか。“アイゼン”の柄を両手で握りしめて、どんな中遠距離攻撃が来ようとも対応できるように身構える。

「IS発動! ショックブレイカー!」

デルタはくるくると旋回を始めて、そんで6周くらいした後・・・

――エアプレッシャー――

「飛んでけぇ〜い!」

なんて言いながら急停止した。頭ん中に?マークが浮かんだところで、目の前の空間がグニャッと歪んだ。直後、「ぐはぁ・・・!?」気付いたらあたしは、どっちが上か下か右か左かも判らない程度に錐もみ状態で吹っ飛ばされてた。急いで体勢を立て直す。

(今のは、空気砲か・・・!)

鼻血を左手で拭いながら今の攻撃を考察する。受けた感じから、風圧の壁を相手に叩き付けるっつうシャルの烈風刃を思い出したしな。つっても範囲が絞られてて、攻撃性が烈風刃より高ぇ。

「えいやー! そいやー!」

――エアプレッシャー――

だが見切った以上はもう食らってやるかよ。その場に留まることなく空を翔け回りな
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