暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic24-C列車砲ディアボロス攻略戦〜Scylla 1〜
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迎撃戦力と遭遇したらって。

「心配すんなって。向こうだって、車内で暴れようだなんて考えちゃいねぇだろ」

「そりゃそうでしょうけど。今のあたし達じゃ、ただのナイフで刺されただけで死ぬわよ」

「そん時は、あたしが庇う。あたしの方が死に難いしな」

「普通に逃げるわよ、その時が来たら」

重い体を必死に動かして、装置やら機械部品なんかで一気に狭くなった列車砲内を中腰で歩く。そして列車砲の中心付近に辿り着くと、1つのスライドドアが目の前に。ヴィータを顔を見合わせて、一緒に近付く。

『ここまで来ちゃったんだ、ヴィータ』

プシュッと開いたスライドドアの奥にあった円形の部屋の中央には、天井や床を埋め尽くすほどの赤色と青色のケーブルに繋がれたポッドが1基。そのポッド内にまで伸びてる細いケーブルをうなじや背中に取り付けた、素っ裸な「デルタ・・・」がそこに居た。

「IS発動。マグネティックドミニオン」

「「っ!?」」

背後から女の子の声が突然して、背中をポンっと叩かれた。振り向きざまに「ちょっ・・・!」グイッと触れられてもないのに強い力で引っ張られて、「かはっ」壁に叩き付けれた。

「スキュラ五女、イプシロン。イプシロンは、人間でありながら磁石になった気分はどうです?って訊ねてみます」

まさかもう1人いたなんて。これって「最悪・・・」な状況だわ。

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