暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic24-C列車砲ディアボロス攻略戦〜Scylla 1〜
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装甲列車の至近に近付けた。問題は車内でもデバイスが使えないかも知れないってことなんだけど。さすがにそれはないわよね〜。内部なんて機械だらけなんだろうし。でも・・・。

「(ベータやデルタ、クイント准陸尉たちが磁力の影響を受けてなかったってことが引っ掛かるわね。まぁともかく)あたしとヴィータが内部に突入。他のみんなは装甲列車の砲台を破壊し回って。装甲表面じゃなくて、タイミングは難しいけど砲門内部に撃ち込めば、ああいう風に破壊できるわ」

あたしが運良く破壊できた砲台を指を差す。火花も黒煙も治まってるガラクタな砲台。ギンガとスバルとティアナは「了解!」首肯してくれた。チンクは1本の“スティンガー”を目の前にまで持って来て「どこまで通用するかは判らないが・・・。承知した」って応じてくれた。

「よっしゃ! 行くか!」

「ええ!」

そしてあたしとヴィータは、列車砲の前方に連結されてる装甲列車に設けられてるドアへ向かう。レバーハンドルをガチャガチャ動かすけど「やっぱロックされてるわね」開かなかった。鍵穴も当然無いし・・・。

「どれどれ」

物理破壊設定での炎を右手に纏わせて、「フンッ!」ドアを殴ったけど、「あいたた!」炎の効果はまったく働かず、ただ痛い目に遭っただけだった。ヴィータも「おら、開けろ!」どっかの借金取り立て屋みたくドアをゴンゴン叩くけど、それでも開かない。

「仕方ないわね。・・・ヴィータ、ちょっと下がってて。フレイムアイズ!」

待機形態の“フレイムアイズ”をドアと装甲の間に狙いを定めるように持って来る。そして「ファルシオンフォームで起動」させる。直後にものすごい抵抗を受けるけど、その前にドアと装甲の隙間に剣身を差し込んだ“フレイムアイズ”を使って、「おりゃぁぁぁぁ!」無理やりドアをこじ開けてやるわ。

≪カートリッジロードォ!≫

「タイラントフレア!」

剣身から爆炎を噴き上げさせて、内部からドアを吹っ飛ばすと同時に“フレイムアイズ”を待機形態に戻す。それで磁力の影響を受けずに済む。あたしとヴィータは顔を見合わせて頷き合って、こじ開けた入口から装甲列車内に侵入した。

「やっぱ広いわね」

「日本の電車より二回り以上あるかんな〜。この装甲列車」

天井や壁や床にはぎっしり機械が詰め込まれてもなお、あたしとヴィータが並んで歩ける。向かうのは列車砲。装甲列車の砲台はギンガ達が何とかしてくれるだろうしね。優先するのはミサイルの発射停止よ。で、列車砲の車内へと続くスライドドアが自動で開いて、1歩足を踏み入れると・・・

「きっつ!」「うお!?」

とんでもなく濃いAMFが満ちていた。あたしとヴィータは一瞬で変身を強制解除されてしまい、一気に血の気が引いた。変身すら解除される中で、もし
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