ガンダムW
1604話
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、頭にくるのは当然か。
「結果として、レディ・アンにとっては最悪の展開と言えるだろうな。連合軍にとっては、降って湧いた幸運といったところだろうけど」
ともあれ、ガスは使われても問題はないのだが、それが原因でバルジの中にガスが広がるような事になってしまったら色々と大変だな。
仕方がない。少し手を出すか。
そっとスライムを伸ばしていき、レディ・アンと会話をしている男の首へと巻き付け……一気に絞める。
殺しはしないが、その力は意識を奪うには十分だった。
『なっ!? お、おい! どうした!?』
レディ・アンの動揺する声を聞きながら、スライムはそのままに向こうの出方を見る。……いや、スライム越しだし、この場合は聞くか。
すると他の場所へと連絡を入れたのだろう。数分と掛からず、誰かが部屋の中に入って来た。
『どうしました! ……な!? これは一体!?』
『分からん。話している途中で急に倒れたのだが。その男は、何か持病のようなものはあったのか?』
『いえ、そのようなことはなかったと思います』
『では、何故? ……まぁ、いい。今はその男には構っていられん。今やるべきなのは、動力炉のコントロールルームを乗っ取ったテロリストを早急にどうにかする事だ。お前でいい、ただちにコントロールルームにガスを……』
『くきゃ』
レディ・アンが最後まで言う前に、男の身体を伝って首へと到着したスライムが先程の男同様に一気に意識を絶つ。
『な、何だ!? 何が起こっている!?』
聞こえてくるのは、レディ・アンの混乱した声のみだった。
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