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第七十八話 アンネローゼ様を救い出します。
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括するのは最前線の一つであるヴァンフリート星域にて地上部隊を指揮した経験を持つコリンズ・デュトネイ准将が就任し、後方勤務部長にはアレックス・キャゼルヌの薫陶を受け、それ以上に黒髪の美人女性の才媛の評判があるレイミ・コウエンジ大佐が若干25歳という若さで就任したのである。情報部長にはビロライネン少将の弟であるアーチ・ビロライネン大佐がその任に就いたが、その副部長にバグダッシュ中佐がいた。
 フィッシャー、アッテンボロー、ムライ、パトリチェフ、フレデリカ、マリノといったヤン艦隊を支える面々は当然のごとく彼の麾下として配属されていた。ここまで強化をしてよいのか、というアンジェたち自由惑星同盟のシャロン・サイドの転生者の危惧は当然と言える。仮に第十七艦隊が一個艦隊に増強され、ヤン艦隊となった時、それがシャロンの妨げになるであろうことは明白であった。いわば獅子を牢獄から野に放つようなものではないか、とまでアンジェは言ったのである。
「ヤン・ウェンリーが獅子だとは、ずいぶんな表現な事ね。けれど、構わないわ。戦場で真正面から彼を倒そうとするなど愚の骨頂。彼を処断するときは私自らが行うわ。」
と、シャロンは平然と言うのであった。

 ヤン・ウェンリーは司令官就任に際して、例によって例のごとくたったの二言で訓示兼挨拶を述べたという。ヤン・ウェンリーらしいわ、と自由惑星同盟側の転生者たちはそう言いあったが、だからといってヤン個人の力量が挨拶程度のものではないことはよくわかっていた。

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