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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第七十八話 アンネローゼ様を救い出します。
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フィオーナとティアナが二人して間借りしている下宿でティアナの作った料理を食べながらワインを飲んでいる。
「忙しくなってきたわね。ついに自由惑星同盟では新要塞が完成したそうじゃない。積極攻勢が始まるのかもよ。それも今すぐにでも。」
フィオーナは肯定とも否定とも取れぬ声を出した。一つにはティアナが作ったアイリッシュシチューをモグモグと食べていたからかもしれない。
「そんな姿をミュラーに見られたら、百年の恋も冷めちゃうわよ。」
「だっておいしいんだもの。ティアナの料理。」
「子供じゃないんだから・・・・。」
苦笑したティアナに対して、スプーンを礼儀正しく脇に置いたフィオーナは、
「さっきの話だけれど、どうかしら・・・あまりそういう風には思えないわ。」
「積極攻勢はないというの?だいたい同盟側の二次創作の筋書きと言えば例のアムリッツアに落ち着くパターンが多いじゃない。」
「だからこそよ、ティアナ。あなたの前で言うのは申し訳ないけれど、あのシャロン教官がそれを知らないわけがないと思うの。アムリッツアの線はあまりないと思うわ。もっとも、民衆130億人がすべて帝国領遠征作戦に賛同すればさすがにシャロン教官も止め立てするのは無理だと思うけれど・・・。」
「そうね・・・・。」
ティアナのフォークがカランと音を立ててテーブルに置かれた。何度その名前を聞いたことだろう。シャロン、シャロン、シャロン・・・。いつまでたっても、いつまでもその名前を聞くだけで平静ではいられない。それでもだいぶマシにはなったのだが。
「となると・・・・同盟領内に深く誘い込んで決戦、か。アムリッツアの同盟側ヴァージョンというわけかしら。で、これに対抗する対策は?」
「ティアナったら。私は占い師でも千里眼の持ち主でもないのよ。そう簡単に対策がでてくるわけないじゃない。むしろあなたの意見はどうなの?」
「なにも無理をして同盟に攻め込む必要性はない・・・・と言いたいところだけれど、それは無理ね。私たちが死ねば、また帝国と同盟は百年戦争を繰り返すことになる。多少荒良治をしてでも統一をしなければ、殺し合いの日々は終わらないわ。」
ティアナの言葉を肯定するように、フィオーナはうなずいた。
「フィオも同じ考えか。つまりは、同盟に攻め込むことは規定事実として考えなくてはならないというわけなのよね。」
ティアナもフィオーナも自由惑星同盟に攻め込むということを進んで良しとしているわけではなかった。だが、ラインハルトの覇道を助けるという目的でこの世界に来ている以上、自由惑星同盟を滅亡に追いやることは既定の事実ではなかったか。それを踏まえての内乱鎮圧であり、ラインハルトの地位・戦力の強化を今日まで行ってきたのである。
それともう一つ、シャロンが自由惑星同盟に転生した以上は、いずれ必ずや彼女
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