15話「ロリに100億円を貢いだが、俺はロリコンではない@〜バッチ差別問題〜」
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和時代の親父さんのように、白真珠に返答した。
「お、お、おお、悪い」
……うむむ、目の前にいる銀髪ロリが可愛すぎて威厳を維持できない。
俺の威厳バリアーは可愛い生き物に容易く破られ、俺は鼻を高くして自宅を出た。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺達はエレベーターに乗って、超巨大タワーマンションの1階へと向かう。
最上階の住民専用エレベーターの利点は、滅多に混雑しないことだ。時間は金なりという言葉があるように、この悪徳都市には『富裕層の1時間は1億円の価値がある』という諺がある。
たった500万円の格安家賃で混雑を避けられて、好きな階に移動できる時点で、家賃は実はとっても安いのだ。基本的にマンション内にある店舗で利益をあげる事で、家賃代を補っているように思える。総資産一兆円超の俺が散財すれば、すぐに家賃代金を回収できると経営者は企んでいるに違いない。
特に1階にある武器屋『マジック・ザ・ウェポン』という分かりやすい名前の店に、金バッチ冒険者、プラチナバッチ冒険者しか買えないような武器がズラリッと並んでいて、魔族相手に通用する魔力武器が売られていた。
魔法の知識がなくとも、魔力武器があれば魔族にダメージを与えられる。だから、武器屋には俺達以外にも客が居た。頭を金色に染めたパンチパーマの不良少年だ。ちょっと顔が二枚目の優男が頭を染めた感じだから、三流悪役っぽく見えて貧相な顔になっている。
「あーん?その剣が50万ゴールドアップルだぁー?高すぎんだろぉー!ボケー!
足元見すぎだろぉー!ナイフサイズの小ささの癖にボッタクリだろぉー!」
「分かれよー。魔力武器は一般人が買える金額じゃないんだねー。
上級の冒険者が買うような凄い武器なんだよー」
不良少年と口論しているのは、紅いモフモフな猫耳が似合う店主のネココさんだ。髪の色と同じ燃えるような真っ赤なチャイナ服をまとい、真っ黒なサングラスを顔に被っているせいで胡散臭いのだが、俺はネココさんが凄い美少女なのではないかと思っている。
悪徳都市で女が商売をやるのは大変だ。白真珠やカグヤみたいな怪力とか、内心を読まれないようにサングラスで目を隠していたりと工夫って奴がいるのである。
しかし、サングラスだけでは威嚇としては不十分なのか、不良少年は挑発的な値下げ交渉を続けてきた。
「値下げしろよ!この胸の冒険者バッチが見えねぇのか!俺は銀だぞ!銀!1億円も稼いだ事がある冒険者なんだぜ!もっと安くしろよ!99%値下げセールやれよっ!」
「無理だねーわかれよー。これはプラチナバッチ冒険者が買う事を前提にした武器なんだよー。たかが銀バッチの小僧が使える武器じゃないんだねぇー」
「ボケぇ!俺が魔族と遭遇して死んだらどうすんじゃぁ!こらぁ!犯すぞ!
警察なんてなぁー
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