12話「ロリと裸の付き合いをしたが、俺はロリコンではないA〜ロリの身体〜」
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洗ってやるから洗面台のところに座れ」
「あ、あの……僕、鏡はちょっと……」
「ガ、ガキの体に興味はない。あ、安心しろ」
ロリコンじゃない。ロリコンじゃない。俺はロリコンじゃない。
どんだけエロ可愛くても、幼い娘のロリボディーの魅力にメロメロになる性的倒錯者ではないのだ。
俺は嫌がる白真珠を無理やり、洗面台の前へと連れてくる。
雪のような白い肌がプルプルで、思わず頬ずりしたくなったが俺は耐えた。
きっと設置された鏡に、魅惑的で豊満な幼い身体とやらが映っている事だろう。
……はて?可笑しいな。
白真珠が目の前にいるのに、鏡がその姿を全く反映していない。
股間のパオーンを大きくした俺だけが鏡に映っていて不思議だ。
俺の目の前には、確かに美しくて可愛い白真珠がいて、不安そうにビクンビクンっ……!と震えている。
いや、待てよ……?白真珠は出会った当初から……影がなかったような――
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「僕の名前は白真珠です!苗字はありません!」
洋ロリは俺に向けて、片手でVサインをしてきた。
邪気のない笑顔を見て、俺も元気が出てくるのだが……何時になったら、地面に下ろしてくれるのだろうか?
身体能力がクッキングマスター製の特殊な食べ物のおかげで強化されているとはいえ、さすがに右手が痛くなってきたぞ。
それにしても可笑しいな……。
この洋ロリは幼いのに……保護者の姿が全くない。
まだ冒険者支援学校に通っている年齢のはずなのに、どうしてこんな所にいるのだろうか?
影がないように見えるのは……気のせいか?
恐らく、俺の影と重なって彼女の影が見えないのだろう。
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そうだ。目の前の銀髪ロリには影がない。浴槽内の照明に照らされているはずなのに黒い影が全くなくて不自然なのだ。
俺のために手料理を作っていた時もそうだ。
確か、白真珠は――
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「オムレツさん〜血の海に沈みましょう〜トマトケッチャップ美味しいな〜」
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怪力、影がない、鏡に映らない、血っぽいものが大好きな生き物。
これから導き出される答えは簡単すぎた。
古典中の古典、ネタとして使い古されすぎて数々の物語を産んだ有名な化物――
「白真珠……お前はまさか……吸血鬼……?」
それは伝説で謳われた夜の眷属。
体を再生さえ、霧に変身し、圧倒的な怪力で人間を紙くずのようにグシャグシャにする化物だ。
人間を食らう鬼であり……流れた水の上は通れない。十字架触ったら大やけど、日光が苦手、ニンニクの匂いが嫌い、銀で大ダメージという我が儘な子供みたいに弱点たっぷりすぎて、ダンジョン世界でしか生存できないような存在である。
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