第70話 水着
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
わったんですかね」
ピクっと反応する湾内と白井。いや、サソリに好意を持っている人が反応して流れ作業のように佐天が携帯電話を白井に渡した。
「白井さん!」
「分かってますわー!テレポォォートですわ!!」
携帯電話を開き、いざカメラモード起動し、今こそ空間移動能力者としての誇りを胸に白井は戦場に赴く兵士のように敬礼をしながらテレポートをした。
「正気か、アンタ達!?スムーズ過ぎて反応が遅れたわ」
「だってアニメとか漫画ですと、女子更衣室に男子が行きますけど逆はありませんし、良い機会かなと思いまして」
「初めてアイツの能力が役に立つわね」
「でも、相手はサソリですよ。上手く撮ってこられるか超問題です」
「注意をこちらに向けさせる」
「!?そうですわね、壁を叩きますわー」
滝壺のボソッとした一言に数人を除いたメンバーはバシバシと壁を叩き出した。
「ちょっ!?なんですのこの団結力!」
「うーむ、注意をすべきなのだろうか......女性の着替えを男性が覗くのはダメだが、男性の着替えを覗くのは良いのか......いや男女平等から云っても」
「様子見しておいた方が面白いんじゃないかしら」
男子更衣室にテレポートした過激な水着を着用した転がるようにハンガーラックの物陰に身を潜めた。
まずはサソリの位置を把握しないといけませんわね
!?見つけましたわ
慎重に行動しているとカーテンの向こう側に真っ白な脚が見えたのを確認すると物音を立てずにテレポートで移動してカーテンの前に移動する。
丁度着替えている最中ですわね
更に壁がドンドン叩かれて白井の気配が完全に散漫になる。
有難い援助ですわね
カーテンの隙間から携帯を入れまして、撮影ですわ!
するといきなりカーテンが開いて何故か常盤台の制服を着た仏頂面の御坂美琴が地べたに這い蹲っている白井を睨みつけた。
「こんな事だろうと思っていたが」
「えっ!?お、お姉様......サソリ?」
「自分の所に戻れ!」
思わず立ち上がってマジマジと見ているが目付きだけがやたらに鋭いサソリ御坂が軽くため息を吐くと左眼だけを万華鏡写輪眼にして侵入してきた白井に右ストレートを決めた。
「っ!?」
注)右ストレートの遊び方
携帯?スマホの場合→持っている端末を左右に振ってください
PCの場合→画面ではなく顔面を左右に動かしてください
最初は文字が読めないくらいに高速に二、三回行い、徐々にスピードを緩め、最後はスローモーションにすると臨場感が増します。
家族や人が居る所だと、変に思われるので一人の時に行ってください
サソリの万華鏡写輪眼が怪しく煌ると空間が歪み出して頬に拳型のアザを作った白井がサソリの時空間忍術で女子更衣室に流れるように送り込まれ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ