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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
13部分:天馬と魔道師と盗賊とその四
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ぐアグストリアからシグルド公子とその軍勢が亡命してきた。その中にはシレジア王子レヴィンとその妻である四天馬騎士の同僚フュリーもいた。彼女は既にその腕の中にセティという男の子を抱えていた。そして一年程して女の子を産んだ。その女の子はフィーと名付けられた。同じ頃マーニャはフェミナを、パメラはカリンを産んだ。四天馬騎士達はそれぞれの娘を連れラーナ王妃の下へ参上した事もあった。年長のミーシャは母の手の中でまだ赤子の三人の頭をその小さい手で撫でていたと後にレヴィンは語った。
 だげその時シレジアは王位継承問題で分裂寸前であり(これはヴェルトマー公アルヴィスが先王の弟ダッカー、マイオス両公を煽っていたという経緯があった)フィー達が生まれてすぐに内乱が勃発した。マーニャは近衛隊長という立場から王妃に、フュリーは仲間であるシグルド達に、それぞれ従った。王妃が後継者に息子であり神器の後継者レヴィンを指名していた為シグルドは仲間でもある彼に協力を約束した。パメラは主君ダッカー公に、ミーシャの母ディートバは主君マイオス公にそれぞれ従った。グランベルからユングヴィ公アンドレイがマイオスに協力し、ドズル公ランゴバルトがリューベック城を占領する等グランベルの介入もあった激しい内戦であり、ダッカー公もマイオス公も戦死し四天馬騎士のうちマーニャ、パメラ、ディートバの三人が戦場の露と消えた。

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