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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
128部分:雨の中でその五
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ルフィの大旗が掲げられた時天地が割れんばかりの喚声が木霊した。解放軍は勝ったのだ。
 後に『コノートの戦い』と呼ばれるトラキア河東岸とコノート城で行なわれた解放軍とフリージ軍の戦いは解放軍の圧倒的な勝利に終わった。参加兵力は解放軍十五万、フリージ軍二十三万、死傷者は解放軍約七千、フリージ軍約七万、フリージ軍は歴戦の知将勇将達を全て失いブルーム王も戦死した。残った将兵は全て解放軍に投降し解放軍の兵力は三十万と一気に倍に達した。それだけでなく多くの資金と武具も手に入れ武装も強化された。とりわけ先の大戦におけるアルヴィスとランゴバルト、レプトール両公の密約書も手に入り公表された事で帝国の威信は完全に崩壊した。その威信を奈落の底に落としてしまった帝国に代わり名を挙げた解放軍だがすぐに帝国との直接対決とはならなかった。南のトラキア王国が空白地となったマンスターにその隠していた牙を剥いてきたのである。新たな、そしてセリスが今まで知らなかった戦いが始まろうとしていた。

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