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提督はBarにいる。
鱈は棄てるところないよね。
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塩がメジャーだが、俺は味噌仕立ての方が好みなんで味噌仕立てにした。味見をして、味を調整したら完成。

「おいビス子。『鱈のじゃっぱ汁』も出来たけど食うか?」

「うーん……今のところお鍋で満足してるからいいわ。」

 そうかそうか。ちなみにじゃっぱとは、標準語で言うところの「雑把(ざっぱ)」で、身以外の普通は棄てるところという意味だ。これじゃあTO●IOが来てもやれないがな。個人的には、真鱈は一に白子で二に肝と、身よりも内臓系の方が美味いと思っている。是非とも捨てずに食べていただきたい。

 結局、ビス子は一人で鍋の殆どを平らげ、酒もしこたま飲んでそのまま炬燵の魔力でKO。部屋までおぶっていく事になってしまった。部屋に辿り着いたら重巡の寮に居るはずのプリンツが居て、「ビス子を頼む」と渡したら何故かハァハァ言っていた。まぁ、疲れたから深くは考えないでおこう。
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