126部分:雨の中でその三
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が、ヴァンパの炎にアミッドの雷が、エリウの雷にアズベルの風が、轟音を立てぶつかり合った。三姉妹の魔法は三人のそれに押され潰された。彼女達は爆発の中吹き飛ばされた。
「バ、馬鹿な、我等の奥義を破るとは・・・・・・」
三姉妹は瀕死の重傷を受けながらもかろうじて上体を起こし呻く様に言った。
「魔法の属性を衝いたのさ。そうすれば如何に強力な魔法が来ても勝機はある」
「そ、そうか・・・・・・見事・・・・・・」
三姉妹はアミッドの言葉に満足そうに頷き息絶えた。三人は会心の笑みで互いを見やった。
「喰らえっ!」
オーヴァがデルムッドにトローンを至近でぶつけようと右手を振りかざした。大型の雷球が右拳を包む。一瞬隙が生じる。
デルムッドはその隙を逃さなかった。オーヴァの右手をきり落とした。剣を返し横に払う。胸を一閃した。
オーヴァは自分の右手と同時に地に落ちた。その喉にデルムッドは止めの短剣を投げた。
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