暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1603話
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らは完全に隔絶されているコンテナとコンテナの隙間。
 俺にとっては、正に絶好の隠れ家といった場所だ。
 ……まず俺がやるべきなのは、OZの制服かパイロットスーツを手に入れる事だろうな。
 その為には、その辺を移動しているOZの人間を捕まえて服を奪い取る……のではなく、どこかの更衣室へと移動する事だろう。
 気絶させてしまえば、それが見つかると騒動になる。
 だが、更衣室からパイロットスーツの類を盗んだのであれば、それ程騒ぎにはならない。
 可能なら、まだ誰も着ていない新品の制服かパイロットスーツが欲しいところだが。
 勿論バルジの中には物資貯蔵庫のような場所もあるのだろうから、そこに行けば新品の制服やパイロットスーツも入手出来る筈だ。
 だが、そこまで必要って訳じゃないしな。
ここに保管されている他の物資にも興味はあるが……そもそもの話、その物資も俺がバルジを入手してしまえば全てこっちの物になるし。
 影のゲートを使い、幾つかの部屋を調べていく。
 そうしていると、やがて目当ての更衣室を見つける事に成功した。
 更衣室には当然のように監視カメラの類がないので、その辺りの心配も無用だな。
 しかし……残念ながらと言うべきか、現在更衣室には何人かの男の姿があった。
 いつもなら気絶させてしまうのだが、今の俺は隠密行動中だ。
 更衣室で着替えているという事は、恐らくすぐにここを出ていくのだろうから、少し待つか。
 影の中から更衣室の様子を窺う。……女の着替えならともかく、男の着替えが終わるのを待っているってのは、正直あまりいい気分はしないんだが。

『連合軍も、これで終わりだな』
『……本当にそうか? もし地球にいる連合軍が宇宙にいる奴等を見捨てたらどうするんだ?』
『はぁ? ……いや。連合軍の無能共なら、自分達の面子を守る為にそのくらいはやりかねないか。けど、連合軍はともかくガンダムの方はコロニーを狙われるのに見捨てる事は出来ないだろ。シャドウミラーだったか? あそこにはガンダムのパイロットが2人もいるって話だしな』
『……厄介だよな。知ってるか? あのライトニング・カウントまでシャドウミラーにやられたらしいぜ?』
『うげっ、マジかよ? ……俺、地球じゃなくてバルジの所属で心底よかった』
『そうだな。地上にはあのシャドウミラーがいるけど、宇宙にいればその心配はしなくてもいいんだし』
『おいおい。そんな事を言ってると、それこそいつの間にかシャドウミラーがやってきてるなんて事にもなりかねないぞ?』
「正解」
「え?」

 話の流れで丁度いいと判断し、そのまま一気に影から出てそこにいるOZの兵士達との距離を詰める。
 OZの兵士は3人いたのだが、何かを反応するよりも前に次々に首筋へと一撃を与えて意識を奪っていく
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