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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
26 決戦 その二
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来た。
「見て!
アッシュ将軍よ!
アッシュ将軍が帝国軍の背後を叩いてる!!」
リモージュを守っていたアッシュ将軍の部隊が帝国軍の背後から襲っている。
遠目だが、あの兵力はリモージュ守備隊の全力に近いように見えるが、どうやって牽制しているだろう部隊を排除した……あ!?
余裕ができたので、ポケットに入れていたパンプキンパイを口に入れる。
その材料であるパンプキンヘッドは最高の囮になる。
ゼノビア攻略戦で私がやった手だったのに綺麗に忘れていた。
「近衛騎士団も突撃しだした!
私達も打って出るわよ!!」
私が大声を出して城門めがけて駆ける。
周囲の護衛だけでなく、まだ動ける将兵達が私の周囲に集まる。
「敵が崩れた!
北西方向に敗走中!!」
「西の橋の援軍も突破したぞ!」
「門を開けなさい!
追撃するわよ!!」
城門が開く僅かの間に私は現実にかえる。
ここで追撃しても潰せるのは五千から一万という所だろう。
という事は、その気になれば今日と同程度の兵を繰り出すことができる。
フィガロ将軍は無能ではないし、こちらは完全に気力体力が消耗し尽くしてしまっている。
コールストームによる嵐は諸刃の剣なのだ。
また明日も帝国軍はやってくるに違いない。
その時が、じっと待機しているデスティンの天宮シャングリラ急襲の時。
城門が開いたので私は昨日と同じように戦場に身を投じた。
まだ、この決戦の勝者は決まっていない……
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