暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第3章:再会、繋がる絆
第87話「助ける」
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ルシード!!」

 シュラインを懐から取り出し、ジュエルシードも全てリヒトから取り出す。
 そして、その力を行使するために、僕は術式を練り...。

「....“Anhalt auf(アンハルト・アウフ)”!!」

 魔法を、行使する。
 この魔法は、イメージする人物のステータスを僕に宿す魔法だ。
 そして、イメージする人物は決まっている...!

「“創造開始(シェプフング・アンファング)”...。司さん、君の力で救われた人は何人もいる。...その事を、今ここに示す!」

 シュラインの宿るジュエルシードを基に、一つの“デバイス”を創造する。
 十字架のような形状の槍型デバイス。...そう、シュラインだ。
 司さんのデバイスを創造し...僕は、司さんの力を宿す。

「全員、援護に回ってくれ!もう一度最深部に突っ込む!!」

 ジュエルシードの魔力を解き放ち、僕は仮初めの“天巫女”として対峙する。
 皆にそう指示を出し、僕は祈りの力を行使する...!

「邪なる力よ、退け...!我らの祈りで、皆に祝福を...!」

   ―――“Sanctuary(サンクチュアリ)

 ジュエルシードが一際輝き、魔法陣が広がっていく。
 その範囲は、僕らがいる場所だけでなく、アースラにまで届く...!

「...これで、精神攻撃の影響は消えたはずだ。」

 僕の言葉に皆が戸惑っている。
 ...当たり前か。僕一人に任せるようなものなのだから。

 ...でも、そんなの関係ない。すぐさま僕はシュラインを構える。

「穴を穿て、聖なる光よ!“聖撃”!!」

 天巫女の力に、瘴気が驚いたのだろうか?少し怯んでいた。
 その間に最深部への壁を掌底で攻撃し、そこに穴を開ける。

「っ!聖なる光よ、降り注げ!」

〈“Holy rain(ホーリーレイン)”〉

 だが、そこでようやく触手や閃光が襲い来る。
 それに対し、僕は祈りの力で閃光の雨を繰り出し、相殺しにかかる。

「贋作で悪いが、協力してもらうぞ...!断ち切れ!!」

   ―――“Saint slash(セイントスラッシュ)

 ジュエルシードの一つから魔力が迸り、それが斬撃となって触手を切り裂く。
 足を踏み出し、中へと突入しようとするが、穴が塞がりそうになる。

「させないよ!」

「...穿ちなさい!」

   ―――“呪黒砲”
   ―――“弓奥義・朱雀落”

 ...が、そこへ黒い砲撃と朱い矢が突き刺さり、穴を広げる。

「“サンダーレイジ”!」

「“アトミックブラスト”!」

「“トワイライトバスター”!」

 さらに、雷の砲撃が、巨大な魔力弾が、オレンジの
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